ニチレイは５日続落、１８年３月期営業利益が従来予想を下振れ

　ニチレイ<2871>は５日続落。８日の取引終了後に発表した１８年３月期連結決算は、売上高５６８０億３２００万円（前の期比５．３％増）、営業利益２９８億９７００万円（同２．０％増）、純利益１９０億９７００万円（同１．８％増）と増収増益だったが、従来予想の営業利益３０５億円を下回ったことから、これを嫌気した売りが出ているようだ。

　調理冷凍食品の販売が好調に推移した加工食品事業や、物流ネットワークの伸長や地域保管が貢献した低温物流事業がそれぞれ伸長したことで増収増益となったが、原材料・仕入れコストの上昇などで加工食品が計画をやや下回ったほか、水産、畜産事業の苦戦もあり、下振れを余儀なくされた。

　なお、１９年３月期業績予想は、売上高５８６０億円（前期比３．２％増）、営業利益３１０億円（同３．７％増）、純利益は１９８億円（同３．７％増）を見込む。年間配当は前期比２円増の３２円を予定している。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）