ヴィレッジV---第１四半期決算を発表、チチカカ譲渡完了で通期業績予想を修正

ヴィレッジヴァンガードコーポレーション<2769>は、10月14日、2017年5月期第1四半期決算(6-8月期)と連結子会社であったチチカカの株式および貸付債権譲渡の完了を発表した。

2017年5月期第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比21.0％減の85.20億円、営業利益が同127.4％増の1.14億円、経常利益が同64.3％増の0.46億円、親会社株主に帰属する四半期純損失は1.48億円（前年同期は0.32億円の損失）。前年同期に足を引っ張っていたチチカカが連結対象から外れたため、売上高は減収となったものの、営業・経常利益段階では増益、特別損失における子会社株式売却損の計上などにより四半期純損失となった。なお、セグメント別では、主力のヴィレッジヴァンガードコーポレーションで客単価の上昇は見られたが客数減により減収となり、販管費の削減で減収要因を挽回できず減益となった。

チチカカ譲渡完了により子会社株式売却損の追加計上が確定したので、同社は最終損益業績予想を修正。修正後の通期連結業績予想の売上高は、377.72億円（前年比19.2％減）、営業利益6.34億円（前年は2.71億円の損失）、経常利益5.25億円（同3.48億円の損失）、親会社株主に帰属する当期純損失1.32億円（同43.53億円の損失、前回予想は0.18億円の黒字）。期末配当予想の1株当たり14円は据え置き。

《TN》

　提供：フィスコ