カンロ---3Qは営業利益が92.1%増、主力ブランド商品の売上増加と売上原価の低減が奏功
カンロ<2216>は9日、2017年12月期第3四半期(2017年1~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.1%増の151.27億円、営業利益が同92.1%増の4.55億円、経常利益が同86.6%増の4.68億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同144.3%増の2.99億円となった。
売上高は、飴は主力ブランド商品である「金のミルクキャンディ」や「スーパーメントールのど飴」などが伸長したこと等により、前年同期比9.9%の増加となった。グミの売上高は、主力ブランドである「ピュレグミ」や「カンデミーナグミ」が伸長したことにより、前年同期比4.8%の増加となった。素材菓子は「海苔と紀州梅のはさみ焼」は微増となったが、「茎わかめ梅味」や「まるごとおいしい干し梅」が減少したことで、前年同期比5.8%の減少となった。
利益面は、売上総利益は、利益率の高い主力ブランド商品の売上高が増加したことや製造現場における改善活動による製造原価の低減、及び廃棄損の削減など売上原価の低減を図った結果、増益となった。
営業利益は、売上高拡大に伴う販売経費の増加と将来を見据えた研究開発、人材育成のための教育に積極的に取り組んだことによる経費の増加があったものの増益となった。
2017年12月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比6.5%増の210.00億円、営業利益が同40.3%増の8.30億円、経常利益が同38.9%増の8.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.9%増の5.10億円とする期初計画を据え置いている。
《TN》
提供:フィスコ