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2162 nms

東証S
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前日比
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時価総額 85.8億円
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nmsホールディングス---2QはHS事業とEMS事業が好調に進捗、通期業績予想を上方修正


 

nmsホールディングス<2162>は13日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.9%減の269.39億円、営業利益が同13.3%減の5.96億円、経常利益が同880.2%増の6.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が5.70億円(前年同期は0.92億円の損失)となった。

HS事業では、売上高は前年同期比22.0%増の82.68億円、セグメント利益は同14.1%減の2.64億円となった。国内及び海外における先行投資コストの発生等もあり減益となった。
国内HS事業の製造派遣・製造請負事業では、正社員化や福利厚生の充実等、採用力の強化を進めるとともに定着率の向上を図った。
製造請負事業においては、管理体制の強化により生産効率が改善されたことに加え、継続的に顧客への単価交渉を行ってきたこともあり、引き続き収益性が改善された。また、将来に向けた成長戦略として外国人技能実習生向け研修事業会社の設立等も実行している。
海外HS事業は、中国における市場環境の変化や人件費の高騰等が続いたが、タイやベトナムにおける人材ソリューションは堅調に推移した。特に、ベトナムにおいては、人材ソリューションと製造受託を組み合わせた、新たなサービスの提供が好調に推移している。
なお、タイ及びベトナムの子会社3社(NMS VIETNAM CO.,LTD.・NMS INTERNATIONAL RESOURCES CO.,LTD.・nms(Thailand)Co.,Ltd.)は、第1四半期より連結対象会社としている。

EMS事業では、売上高は前年同期比15.3%減の133.31億円、セグメント利益は同78.2%増の4.08億円となった。
国内EMS事業は、工作機械関連の受注が堅調に推移したことに加え、前期にTKR国内各社で実施した国内工場の統合等の構造改革による利益改善効果もあり、全体として売上・利益とも増加した。
海外EMS事業は、マレーシアにおいて、引き続き白物家電事業を中心に好調を維持したものの、経営資源の最適配分及び効率的な生産拠点の運用の観点から、2016年12月をもって志摩電子(深セン)有限公司を解散したことによる減収影響があった。

PS事業では、売上高は前年同期比16.8%減の53.39億円、セグメント利益は同65.3%減の1.25億円となった。
引き続き、既存製品の需要調整や新規分野への製品投入までの端境期となっており、減収減益となった。一方で、中長期における成長戦略として、これまで培ってきた電源技術を活かし自動車における電池マネジメントシステム事業を始動させ、リチウムイオン二次電池パックの開発・市場投入を進めている。環境規制強化を背景に自動車の電動化が進む中、「安全・安心」をキーワードに、強みの電源技術を活かし「電池の制御・充電・蓄電」すべてに対応した商品を提供していく考え。

なお、2018年3月期通期の連結業績予想については、同日に上方修正を発表している。
売上高が前期比2.0%減(前回予想比2.9%増)の535億円、営業利益が同23.2%増(同9.1%増)の12.00億円、経常利益が同131.4%増(同30.0%増)の13.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同102.6%増(同17.6%増)の10.00億円と、増収・2ケタ増益予想に修正している。
HS事業とEMS事業が好調に進捗しており、下期もこの傾向が続くと見込んでおり、今回の上方修正に至った。

《MW》

 提供:フィスコ

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