貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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1605 INPEX

東証P
2,494.5円
前日比
-93.0
-3.59%
PTS
2,481円
23:52 04/16
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.5 0.75 3.05 3.88
時価総額 31,409億円
比較される銘柄
ENEOS, 
石油資源, 
出光興産
決算発表予定日

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個人投資家・株式注意女子:原油高メリット銘柄に注目【FISCOソーシャルレポーター】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株式注意女子氏<ブログ「株式注意情報.jp」、ツイッター:@kabushikichuiを運営>が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。


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※2018年4月22日22時に執筆


3月26日に底値形成をした形となっている日経平均株価ですが、マクロ面で北朝鮮問題・米ロ関係・中東問題・米中貿易摩擦など、以前から存在していた問題とは言え、2月に大きく世界の株式市場が下落してからと言うもの慎重に見ている投資家が多いからか物色は日替わりであったり、懸念が浮上する度に上値が重い展開が続いています。

このような状況下でも堅調な推移をしているセクターがあります。
3月に行ったセミナーでご紹介させて頂いた銘柄群なのですが、「原油関連銘柄」です。

米国の対ロ制裁強化懸念や、シリアなどの中東問題、ベネズエラの財政状況懸念、5月12日にイランの核合意期日を迎えることなど、これらの懸念が浮上することで需給の逼迫が予想されることから「WTI原油先物」は上昇します。

一方でサウジアラビアを筆頭にOPECが減産を続けていることで、直近では目標としていた過剰在庫解消の97%を達成したことなども伝えられていることもあり、WTI原油先物は底堅く推移しています。

日本の決算発表は間もなく始まりますが、現在のWTI原油先物の水準であれば、来期見通しを控えめに発表するであろう日本企業でも、決算の上ぶれを期待しても良いと考えられるのが「原油高メリット銘柄」ではないでしょうか。

原油高メリット銘柄には

国際石油開発帝石<1605>
石油資源開発<1662>
昭和シェル<5002>
富士石油<5017>
出光興産<5019>
JXTG<5020>
コスモエネルギーホールディングス<5021>

などが挙げられます。

日本には石油備蓄法令があり、石油精製業者は日本の石油消費量の70日分の備蓄を義務付けられている為、これらの銘柄はWTI原油先物が上昇することで在庫評価損益が業績に寄与します。

サウジアラビアがサウジアラムコのIPOに向けて原油価格は80ドルから100ドルに押し上げたい意向などとの報道もあることから、WTI原油先物は上値追いへの思惑もはたらきやすいようにも思えます。

相場全体は上向きになってきているとは言え、不安定な相場が続いているこんな時こそ、コモディティに関連する銘柄は動きを予測しやすく、様々な懸念によって上昇する原油価格に連動する銘柄への投資が有効なのではないでしょうか。


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執筆者名:株式注意女子
ブログ名:株式注意情報.jp

《SK》

 提供:フィスコ

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