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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 4月12日版

1. 1年間が弱気に推移する年の展開
 図1は、1990年以降で 日経平均株価が年足陰線だった年の値動きを大まかに示したものです。
 「赤」の実線は、1月、2月頃に年間の最高値をつけて、その後、下降を開始して、10月頃まではっきりとした下げの流れを作るパターンです。上げやすい4月前後の時期に、値幅を伴った反発場面が表れます。
 図中の数値は、それぞれのパターンが表れた年になります。1990年、1992年、1998年、2008年、2011年、2022年がこのパターンになります。
 2022年は1月から3月まで下げて、その後、年末まで1月から3月に動いた範囲内で推移しています。年初に下げて、その後、1月の高値を超えられずに上値重く推移しているため、このパターンに入れています。
 こちらの展開になる場合、年初から3月、4月頃まで、7月から10月頃までの期間に積極的な下げの流れを作り、年間の下げ幅を作っています。
 「緑」の実線は、年初から堅調に推移して、3月~5月頃に年間の最高値をつけた後、下降を開始するパターンです。下降を開始した後、一本調子に下げて、7月、9月頃までに年間の最安値付近へ下げた後、いったん値を戻す動きが表れています。
 こちらの展開になる場合、戻り高値をつけた後、7月、9月頃までの期間に積極的な下げの流れを作り、年間の下げ幅を作っています。1991年、2000年、2001年、2010年がこのパターンになります。
 「青」の実線は、年初から堅調に推移して、5月、6月頃に年間の最高値をつけた後、年末頃まで下げの流れを継続するパターンです。8月、9月頃までの期間で年初の安値を割る動きを経過して、年末へ向けて一段安となります。
 こちらの展開になる場合、6月から9月頃、または10月から年末までの期間で積極的な下げの流れを作り、年間の下げ幅を作っています。1996年、1997年、2002年、2007年、2018年がこのパターンになります。
 2018年は10月に年間の最高値をつけていますが、年末へ向けて年の前半の安値を割る展開になっているので、こちらのパターンに入れています。
 年間が弱気に推移する場合、どの年も5月から7月頃までの期間は積極的に下値を試す流れになっています。
図1 日経平均株価が年足陰線の年のパターン
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