【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 9月28日版
日経平均は4万5852円が天井になる公算か
1. NYダウの年末までのシナリオ
前回の本コラムでは「 NYダウが9月に年初来高値を更新した年(1991年、1995年、1996年、2003年、2006年、2009年、2012年、2013年、2014年、2017年、2018年、2024年の12回)は、9月が8月までの高値を更新した後、月内は積極的に高値を更新する流れになっていない」と紹介しました。
本年9月は、9月11日に8月の高値4万5757ドルを超えて一段高となりましたが、その後、9月11日高値の4万6137ドルが意識される動きとなっています。
過去の値動きを考慮すると、9月末までの2営業日の期間は、9月23日の高値4万6714ドルを超えられずに推移する公算です。
今回は、9月に年初来高値を更新した年の10月以降の値動きを紹介します。過去12回のケースでは、10月以降、強弱がはっきりと分かれています。
強気の展開になる場合(1995年、1996年、2003年、2006年、2009年、2017年、2024年)、10月以降は9月の安値へ接近することなく、11月、12月頃まで目立った調整もなく上昇の流れを作っています。
弱気の展開になる場合(1991年、2012年、2013年、2014年、2018年)、10月以降は10月、11月頃までの期間で9月の安値を下回る下げの流れを経過しています。
図1は、NYダウ(日足)と年末までのシナリオです。
9月に年初来高値を更新した過去のパターンを考慮すると、本年は図1の赤と青の実線の展開が想定できます。
強気の展開になるなら、10月以降は8月以降のジグザグの上昇の流れを継続して、10月下旬または11月以降に上昇が勢いづくと考えられます。
弱気の展開になるなら、目先、9月23日高値の4万6714ドルが意識される格好で短期の天井型を形成して、10月以降は10月末または11月頃までの期間で、9月2日安値の4万4948ドル以下へ下げる動きになる公算です。下値の目安は、8月1日安値の4万3340ドルが挙げられます。
図1 NYダウ(日足)と年末までのシナリオ

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1. NYダウの年末までのシナリオ
前回の本コラムでは「 NYダウが9月に年初来高値を更新した年(1991年、1995年、1996年、2003年、2006年、2009年、2012年、2013年、2014年、2017年、2018年、2024年の12回)は、9月が8月までの高値を更新した後、月内は積極的に高値を更新する流れになっていない」と紹介しました。
本年9月は、9月11日に8月の高値4万5757ドルを超えて一段高となりましたが、その後、9月11日高値の4万6137ドルが意識される動きとなっています。
過去の値動きを考慮すると、9月末までの2営業日の期間は、9月23日の高値4万6714ドルを超えられずに推移する公算です。
今回は、9月に年初来高値を更新した年の10月以降の値動きを紹介します。過去12回のケースでは、10月以降、強弱がはっきりと分かれています。
強気の展開になる場合(1995年、1996年、2003年、2006年、2009年、2017年、2024年)、10月以降は9月の安値へ接近することなく、11月、12月頃まで目立った調整もなく上昇の流れを作っています。
弱気の展開になる場合(1991年、2012年、2013年、2014年、2018年)、10月以降は10月、11月頃までの期間で9月の安値を下回る下げの流れを経過しています。
図1は、NYダウ(日足)と年末までのシナリオです。
9月に年初来高値を更新した過去のパターンを考慮すると、本年は図1の赤と青の実線の展開が想定できます。
強気の展開になるなら、10月以降は8月以降のジグザグの上昇の流れを継続して、10月下旬または11月以降に上昇が勢いづくと考えられます。
弱気の展開になるなら、目先、9月23日高値の4万6714ドルが意識される格好で短期の天井型を形成して、10月以降は10月末または11月頃までの期間で、9月2日安値の4万4948ドル以下へ下げる動きになる公算です。下値の目安は、8月1日安値の4万3340ドルが挙げられます。
図1 NYダウ(日足)と年末までのシナリオ

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