【市況】22日の株式相場見通し=反発、米株最高値更新でリスク選好ムード続く
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより日経平均は前週末19日、ザラ場ベースの最高値をつけた後に、日銀がETF(上場投資信託)の売却方針を決めたことを受けた売りに押されて後場に軟化を余儀なくされた。しかし、ETFの売却ペースなどを踏まえると株式需給面でのインパクトは限定的との見方が支配的となっている。22日の朝方の東京市場は米国株の強調展開が継続したことを支えとして、買いが優勢となる見込みだ。もっとも高値警戒感がくすぶるなかで、翌日は国内においては秋分の日の祝日で休場となるため、手掛けにくさが意識されるところ。ただし今週末が9月末の配当権利付き最終売買日となることもあって、下値模索の展開は想定しにくい局面であるほか、きょうは自民党総裁選の候補者による所見発表演説会が予定されており、積極的な財政出動への期待感の高まりにより投資家のリスク許容度が一段と上向くシナリオも見込まれる。日経平均は4万5000円を上回る水準での推移を続けそうだ。
19日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比172ドル85セント高の4万6315ドル27セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同160.75ポイント高の2万2631.47だった。
日程面では、きょうは国内では自民党総裁選が告示され、候補者による所見発表演説会が開かれる。8月白物家電出荷額や8月主要コンビニエンスストア売上高も公表される予定。海外では中国9月最優遇貸出金利やユーロ圏9月消費者信頼感指数の公表を控えている。
出所:MINKABU PRESS

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