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【特集】「より早く、より大きなリターン」のために、3つの工夫で3.5億円

すご腕投資家さんに聞く 『銘柄選び』の技
趙(ちょう)さんの場合-第1回

登場する銘柄
ASNOVA<9223>、ポート<7047>

取材・文/真弓重孝、高山英聖、イラスト/福島由恵

【タイトル】イラスト:福島由恵
■趙さん(ハンドルネーム・40代・男性)のプロフィール:
投資歴18年の専業投資家。中小型グロース株に長期・集中投資を行い、累積で1000万円の元本から3億5000万円のトータルリターンを生み出す。投資は、2007年、大学時代に開始。その後修士課程を経て就職するも、会社員生活が合わず入社1年で専業投資家に転身した。当初はバリュー分散投資を実践していたが、「より早く大きく増やしたい」と、17年に現在のスタイルにシフトした。現在、「ある夢」を叶えるため、投資で資産100億円を目指している。

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この記事を読んで分かること
1. 「低リスク・高リターン」を実現するポイント
2. お宝銘柄を発掘するために惜しまず行っていること
3. 売買益の期待度が最大の銘柄と、期待をかけている点

とにかく早く、大きなリターンを稼ぎたいんです!

今回登場する趙さん(ちょうさん、ハンドルネーム)は、ある壮大な構想を実現する資金を作るために、日本株投資に取り組んでいる。それは国際情勢に絡む内容だ。

傍から聞くと、「大ぼら吹き」と受け取られかねない内容だが、生まれ育った環境などを聞くと、実現の有無は別として、大層な夢を持つことも納得できる。

夢を形にするために、とにかく早く大きなリターンを積み重ねていきたいという趙さんは、日本株投資で3つの工夫を凝らしてきた。

1つは、これまでの勝ちパターンにこだわらないこと。
次に、機会損失を極力避けること。
最後が、高リターン狙いにまつわるリスクを徹底的に抑える「低リスク・高リターン」銘柄の選別だ。

この3つを2017年頃から意識して取り組むようになると、運用資産は5000万円から足元は3億円に、トータルリターンは3億5000万円に膨らんでいる。

趙さんの3つの工夫、さらに生成AIの活用事例を加えて全4回で紹介していく。初回は、工夫の3番目に挙げた「低リスク・高リターン」銘柄を見極めていく取り組みだ。

主力の1つに仮設資材レンタルの会社、成熟産業でも成長期待

趙さんの投資スタイルは中小型グロース株への長期投資だ。足元で保有している銘柄は9つあり、現在の主力銘柄の1つに位置づけているのが、仮設資材レンタルのASNOVA<9223>だ。

同社への投資を始めたのは2022年9月。当時の株価は200円未満だったのが、足元では600円台と3倍以上に上昇している。

国内で建設関連という成熟市場で事業を展開するASNOVAに対しては、にわかに「グロース」のイメージを持ちにくい。そんな同銘柄に「低リスク・高リターン」のグロース株として期待を持ったポイントは3つある。

■ASNOVAの週足チャート(2022年4月~)
【タイトル】

注:出来高・売買代金の棒グラフの色は当該株価が前期間の株価に比べプラスの時は「赤」、マイナスは「青」、同値は「グレー」。以下同



※当該情報は、一般情報の提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品に関する助言または推奨を行うものではありません。



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