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【市況】<マ-ケット日報> 2025年8月22日

 22日の市場は日経平均が4日ぶりに小反発。終値は前日比23円高の4万2633円だった。前日の米国株は主要指数が軟調だったが下値も浅く影響は限定的。日経平均は序盤に280円程度売られたあとはプラス圏に切り返すなど目先的な売り一巡感が強まっている。売り方も日経平均の4万2000円以下まで売り崩す勇気はなくそろそろ自然体で下値を形成してくる流れにもあった。短期筋の売りが枯れておりちょっとした材料でも日経平均は来週当たりに反発してきそうだ。

 昨日の米国市場はウォルマートの株安が響きダウ平均は3日ぶりに反落した。同社が発表した決算が事前予想を下回ったことで株価が下落。他の消費関連株にも売りが広がり全体にもネガティブに働いた。一方、FRB議長の講演を前に積極的に売り込む向きも限られ下値は限定的。9月の利下げを市場は確実視している面があり、中長期的には買い方有利の流れに変わりはないようだ。結局、主力企業の決算が悪ければ悪いなりに市場は利下げを催促できる構図になっている。

 さて、東京市場は短期的な調整が一巡しつつあり、日経平均もトピックスも上昇へ転じてきた。トピックスは下値10日移動平均線にサポートされており日経平均よりもしっかりとした状態。上場全銘柄が採用されている指数なので、こちらを見るかぎり市場は着実に反転態勢へ入りつつある。東証スタンダード指数は早くも最高値を更新。来週は全体が戻りを試す展開が予想される。(ストック・データバンク 編集部)

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