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【材料】ザ・トレードデスク、決算受け急落 高い期待水準を考えると物足りないとの指摘=米国株個別

(NY時間10:16)(日本時間23:16)
ザ・トレードデスク<TTD> 54.74(-33.60 -38.03%)

 広告マーケティングのザ・トレードデスク<TTD>が急落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第3四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る見通しを示している。

 ただ、株価は大幅安。同社株は4月安値からほぼ倍近く上昇していたが、一部アナリストからは、その割には期待外れの結果だったとの指摘が出ている。「予想は上回ったものの、その差は僅かで、メタ<META>、アルファベット<GOOG><GOOGL>、レディット<RDDT>の好決算後という高い期待水準を考えると物足りない」と述べている。

 また、「第3四半期見通しは、コーカイ・プラットフォームの採用状況に関する懸念を再燃させるだろう」とも語った。

 さらに、その状況下で新CFOの発表が重なった。同社はカイヤル氏を新CFOに任命した。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.41ドル(予想:0.40ドル)
・売上高:6.94億ドル 19%増(予想:6.86億ドル)
・EBITDA(調整後):2.71億ドル(予想:2.61億ドル)
・営業費用合計:5.77億ドル(予想:5.83億ドル)

(7-9月・第3四半期見通し)
・売上高:7.17億ドル以上(予想:7.16億ドル)
・EBITDA(調整後):2.77億ドル前後(予想:2.75億ドル)

【企業概要】
 米国内外において、クラウドベース型のデジタル広告プラットフォームを展開する。広告代理店やその他の広告主向けに、ビデオ・オーディオ・デジタル屋外広告など様々なデジタルツールから配信が可能な広告サービスを提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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