【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(6月19日記）

　日経平均株価は昨晩のNYダウが下げた流れを映して、寄り付き値が下放れて始まる公算です。

　寄り付き値が昨日の高値3万8885円以下から始まることで、現時点ではまだ5月13日の高値3万8494円が意識されている状況である可能性を残しています。

　昨日の上昇が3万8494円以上の上値の重さを確認する作業なら、本日は上ヒゲの長い線をつけるか、昨日の安値3万8364円以下へ下げる動きになると考えられます。

　価格が下がるなら、本日は寄り付き後に価格が上昇しても3万8885円前後で強く上値を抑えられる公算です。

　3万8885円以上へ上げて上値を試す動きになる場合でも、引けにかけて3万8494円まで押し戻される可能性を考えておく必要があります。

情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

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【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「高速取引・AI・アルゴのやっかいな値動きに負けない　弱者でも勝ち続ける『株』投資術」、「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。

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