【特集】10万円以下で買える、高利回り・低PBR 35社【スタンダード】編 ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ＳＢＩ証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。

　東証スタンダード上場企業では799銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は配当利回りが4％以上の企業に注目。加えて、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。

　下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額が50億円以上、(3)今期の配当利回りが4％以上、(4)PBRが0.8倍未満、(5)今期経常増益を見込む――を条件に投資妙味が高まる35社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、利回り、PBRは13日現在)

　なお、13日(金)に配信した「10万円以下で買える高利回り・低PBR【プライム】編」も併せてご覧ください。

　　　　　　　　　　最低投資　　配当　　　　　　経常
コード 銘柄　　　　　　 金額　利回り　　 PBR　増益率
<7795> ＫＹＯＲＩＴ　　17200　　4.65　　0.43　　25.8
<1840> 土屋ＨＤ　　　　24700　　4.05　　0.52　　 212
<6493> ＮＩＴＴＡＮ　　32500　　4.31　　0.32　　29.2
<8508> Ｊトラスト　　　41000　　4.15　　0.37　　42.2
<8135> ゼット　　　　　41900　　4.30　　0.56　　 2.1
<3512> フエルト　　　　45700　　4.38　　0.40　　17.5
<7727> オーバル　　　　46500　　4.30　　0.66　　 6.0
<7987> ナカバヤシ　　　50500　　4.36　　0.48　　43.4
<5367> ニッカトー　　　51400　　4.09　　0.47　　40.1
<7872> エステール　　　56900　　4.75　　0.50　　39.2

<7940> ウェーブＨＤ　　57800　　5.19　　0.29　　22.0
<8018> 三共興　　　　　62800　　4.30　　0.47　　 9.9
<7879> ノダ　　　　　　65100　　5.53　　0.31　　18.5
<7619> 田中商事　　　　66900　　4.63　　0.36　　43.2
<5940> 不二サッシ　　　67200　　4.02　　0.36　　 0.3
<3571> ソトー　　　　　67800　　5.90　　0.58　　1448
<8835> 太平発　　　　　68400　　5.85　　0.34　　44.9
<9780> ビステム　　　　73000　　4.11　　0.73　　18.8
<3293> アズマハウス　　73100　　4.79　　0.34　　 2.4
<3447> 信和　　　　　　74700　　4.28　　0.64　　 1.5

<8904> アバンティア　　78700　　4.83　　0.42　　19.7
<5936> 洋シヤタ　　　　79600　　5.03　　0.53　　 2.5
<3551> ダイニック　　　80500　　4.35　　0.25　　 7.0
<3173> コミニックス　　82500　　4.24　　0.72　　70.9
<2344> 平安レイ　　　　86200　　4.18　　0.48　　 9.5
<5237> ノザワ　　　　　86200　　4.64　　0.49　　19.2
<3951> 朝日印刷　　　　86400　　4.40　　0.54　　 4.4
<6882> 三社電機　　　　88000　　4.55　　0.48　　 1.7
<8869> 明和地所　　　　92700　　4.85　　0.64　　14.1
<3440> 日創グループ　　93000　　4.30　　0.48　　 0.4

<2009> 鳥越粉　　　　　93400　　4.71　　0.62　　 7.8
<5965> フジマック　　　98300　　4.07　　0.53　　 1.2
<5816> オーナンバ　　　98700　　4.15　　0.47　　 3.1
<5356> 美濃窯　　　　　99000　　4.24　　0.70　　10.1
<8917> ファースト住　 100000　　4.30　　0.35　　52.9

※単位は最低投資金額が円、利回りが％、PBRが倍、増益率が％。
※今期最終赤字の銘柄を除く。

株探ニュース