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【市況】このあとFOMCの結果発表 パウエル議長、関税のインフレへの影響に関して情報不足の可能性

 このあと日本時間の午前3時にFOMCの結果が発表され、3時半頃からパウエル議長の会見が予定されている。ここ数日の堅調な米経済指標の発表で、市場のFRBの利下げ期待は後退しており、少なくとも6月利下げの期待は7月に後退している状況。トランプ大統領からの利下げ要請にもかかわらず、パウエル議長は利下げへの慎重姿勢を堅持すると見られている。いずれにしろ、関税措置の具体的な全貌と、想定される影響を確認できなければ、FRBは次の一手に向けた動きを取りづらい。

 エコノミストは、パウエルFRB議長は関税のインフレへの影響について多くを語れない可能性があると指摘。これは、4月2日の「解放の日」以降に中国から出荷された商品がまだ米国市場に到着していないためだという。

 「関税発表後に中国から出航した船は、恐らく今後4週間で到着するだろう」と述べた上で、インフレへの影響は6月以降に確認できると見ているという。

 市場ではFRBは7月に利下げを開始すると予想されているが、同エコノミストは、据え置きは9月まで続き、その後FRBが利下げを開始し、2026年まで継続すると予想しているようだ。

出所:MINKABU PRESS

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