【注目】ＦＲＢは政策の透明性を高めるべき　専門家パネル

　非営利の研究機関「グループ・オブ・３０」が招集し、元ＮＹ連銀総裁のダドリー氏が率いる専門家パネルは、ＦＲＢは政策の枠組みの２つの主要な点について、より明確な方針を示すべきだと指摘している。

　具体的に明確にすべき点は、バランスシートを活用して経済に影響を与える方法、そして物価安定と完全雇用というＦＲＢの二大責務が衝突した場合の対応方針だという。

　専門家パネルは、ＦＲＢが資産購入を通じて経済を誘導する際の目標を明確にし、その成功を評価する方法についても説明すべきだと指摘している。また、失業率とインフレがともに目標を上回った場合、どのように対応するかについても、より透明性を持って示すべきだと述べている。

　ＦＲＢは今年、５年ぶりに金融政策の枠組みのレビューを行う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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