【特集】10万円以下で買える、財務健全&低PER 29社【プライム】編 <割安株特集>

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。
東証プライム上場企業では349銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点から予想PER(株価収益率)が市場平均を下回る銘柄に絞り込んだ。
下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が50%以上、(3)予想PERが11倍未満――を条件に投資妙味が高まる29社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは11日現在)
なお、13日(日)16時00分に「10万円以下で買える、財務健全&低PER【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 株主資本 予想
コード 銘柄名 金額 比率 PER
<7354> Dmミックス 22500 55.1 9.5
<6958> 日本CMK 34700 51.6 5.4
<4093> アセチレン 35500 52.8 7.7
<7244> 市光工 35700 53.8 8.8
<3902> MDV 40200 65.1 9.2
<6768> タムラ 41900 50.9 10.1
<6262> ペガサス 44000 70.5 10.9
<8881> 日神GHD 48300 50.8 10.3
<7246> プレス工 51400 58.1 8.4
<4246> DNC 54500 51.2 6.8
<5957> 日東精 55300 61.5 8.7
<9273> コーア商HD 63800 79.1 8.7
<9332> NISSO 64600 51.2 8.9
<5408> 中山鋼 70000 71.5 6.9
<7347> マーキュリア 76200 83.2 7.4
<4996> クミアイ化 76500 54.2 8.5
<9990> サックスバー 80400 70.5 9.5
<9310> トランシティ 81700 54.7 9.5
<6741> 日本信号 84800 59.6 9.3
<6809> TOA 86600 72.2 10.9
<4251> 恵和 87000 71.7 6.1
<4097> 高圧ガス 87600 64.0 10.1
<2935> ピックルス 92500 59.6 9.6
<9341> GENOVA 92600 78.8 8.6
<6418> 日金銭 93900 63.0 6.5
<4220> リケンテクノ 95600 56.5 7.0
<9991> ジェコス 97300 61.3 8.0
<8005> スクロール 97700 65.1 7.6
<4662> フォーカス 98900 67.6 10.5
※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PERは倍。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
※通期予想が無配・未定の銘柄は除いた。
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