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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):テモナ、リベルタ、萩原工業

テモナ <日足> 「株探」多機能チャートより
■テモナ <3985>  226円  +37 円 (+19.6%) 一時ストップ高   本日終値
 テモナ<3985>が大幅高。同社は10日取引終了後、自社の不正注文検知サービス「ECield(イーシールド)」を、日本サブスクリプションビジネス振興会の共創型不正情報プラットフォーム「SubsCield(サブスクシールド)」にOEM提供したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。ECieldは、いたずら注文や転売屋注文、アフィリエイト報酬目的の注文など高い広告費をかけても費用回収できない注文を未然に検知するサービス。今回の協業では、テモナのD2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー:店舗を持たずにネットで直接消費者に販売するネット通販のスタイル)ビジネスに特化したEC事業者1000社以上へのカート導入実績に裏付けされるノウハウと、サブスク振興会の「SubsCield」を利用するサブスク事業者の不正データを融合させることで、両社の強みを生かし、不正注文対策の強化を実現しているという。

■リベルタ <4935>  1,140円  +112 円 (+10.9%)  本日終値
 リベルタ<4935>が後場に急伸。11日、連結子会社のリベルタUSAが、冷感持続衣料の「FREEZE TECH(フリーズテック)」の独占販売代理店契約をカナダ企業と締結したと発表。海外での拡販による業績押し上げ効果を期待した買いが集まったようだ。日本と同様に熱中症対策が重要な課題となるカナダにおいて、警察・消防分野の職員の業務環境の改善や社会的課題の解決につながると判断した。契約を締結したCIMA社はカナダの公共分野におけるユニフォームの製造・販売を主な事業内容としている。リベルタは今後、北米や米国全域への市場拡大も狙う。

■萩原工業 <7856>  1,580円  +153 円 (+10.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 萩原工業<7856>が大幅高で5連騰。同社は10日の取引終了後、24年10月期の連結決算発表にあわせ、25年10月期の業績・配当予想を開示した。今期の売上高は前期比2.7%増の340億円、最終利益は同46.9%増の22億3000万円を見込む。また、前期の期末配当を従来の予想から10円増額したうえで、今期の年間配当予想は前期比5円増配の65円とした。増益・増配予想をポジティブ視した買いが入ったようだ。合成樹脂加工製品事業では、国内外において生産品目の再編と新規設備の導入により、原糸の高付加価値化を進める方針。海外売り上げの拡大なども目指す。機械製品事業では金属箔スリッター事業での受注拡大やプラスチックリサイクル需要の掘り起こしなどを図る。24年10月期の連結決算は、売上高が前の期比6.0%増の331億1800万円、最終利益は同51.3%減の15億1800万円だった。

■ヴィアHD <7918>  132円  +5 円 (+3.9%)  本日終値
 ヴィア・ホールディングス<7918>は底堅い。10日の取引終了後に発表した11月の月次速報によると、グループ合計の既存店売上高は前年同月比7.4%増となった。増収基調を継続し、伸び率は6月の11.1%以来の高水準となり、好感されたようだ。「備長扇屋」が2ケタの増収となったほか、「魚や一丁」、「いちげん」、「紅とん」なども増収となった。全店ベースでは6.1%増となった。

■売れるネット広告社 <9235>  1,480円  +41 円 (+2.9%)  本日終値
 売れるネット広告社<9235>が続伸。午前11時30分ごろ、子会社JCNTが、モバイルインターネットの「中国専用回線」による通信サービスの提供を開始したと発表しており、好材料視された。11月末に日本人が中国を訪れる際に短期滞在のビザを免除する措置が再開されたことを受けて、今後は中国への渡航者の増加が期待されており、同社では中国におけるモバイルインターネットの現地通信需要が高まり、中国回線の需要が多く発生するものと想定。中国専用の回線サービスの提供を実施することで、よりスムーズな現地における通信環境の提供を行うとしている。

■ミガロホールディングス <5535>  1,606円  +44 円 (+2.8%)  本日終値
 ミガロホールディングス<5535>は高い。正午ごろ、グループ会社のDXYZが提供する顔認証プラットフォーム「FreeiD(フリード)」について、不動産事業を手掛ける東京ミライズ(東京都渋谷区)が今後供給するすべてのマンションに標準採用することが決定したと発表した。これが手掛かりとなっている。

■アイサンテクノロジー <4667>  1,657円  +45 円 (+2.8%)  本日終値
 アイサンテクノロジー<4667>が大幅続伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう、愛知県常滑市で実施される自動運転バスの実証実験に参画することを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。これは国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転社会実装推進事業)」を活用し実施されるもので、運行日時は今月13日から15日まで。同社は高精度3次元地図製作などを担当するという。

■タナベCG <9644>  1,226円  +26 円 (+2.2%)  本日終値
 タナベコンサルティンググループ<9644>が4日ぶりに小反発。午後1時ごろに自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を25万株(発行済み株数の1.52%)、または2億円としており、取得期間は12月12日から来年3月31日まで。中期経営計画で目標に掲げるROE(株主資本当期純利益率)10%の達成や、更なる企業価値の向上を実現するためという。

■エルテス <3967>  705円  +15 円 (+2.2%)  本日終値
 エルテス<3967>は反発。10日取引終了後、IT資産管理ツール「MaLion(マリオン)」を提供するインターコム(東京都千代田区)と連携すると発表した。MaLionからエルテスのInternal Risk Intelligence(内部脅威検知サービス)へのログ情報を連携するサービス連携や、セミナーの共同開催などの営業連携に取り組むという。

■THEグローバル社 <3271>  632円  +12 円 (+1.9%)  本日終値
 THEグローバル社<3271>は高い。10日取引終了後、東急不動産との共同事業協定書の締結を発表した。共同事業体として分譲マンションプロジェクトを推進するという。これが材料視された。

●ストップ高銘柄
 デルタフライ <4598>  676円  +100 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 ジィ・シィ企画 <4073>  772円  -150 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値
 など、1銘柄

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