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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ネクソン、アンリツ、大栄環境

ネクソン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ネクソン <3659>  2,144円  +32.5 円 (+1.5%)  本日終値
 ネクソン<3659>が反発。この日、新作ゲーム「The First Berserker:Khazan」の中国におけるパブリッシング契約を中国テンセントと締結したと発表しており、好材料視された。08年にリリースした「アラド戦記」や、今年5月のリリース後、中国で最も成功したモバイルゲームの1つとなった「アラド戦記モバイル」に次ぐネクソンとテンセントのパートナーシップとなり、ネクソンの韓国子会社ネオプル社とテンセントが共同でパソコン向けにローカライズ版の開発を行うとしている。

■アンリツ <6754>  1,189.5円  +18 円 (+1.5%)  本日終値
 アンリツ<6754>が反発。この日、国立天文台(NAOJ)が、南米チリにある電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」の新しいデータ伝送システムの評価用に、同社の400Gテスタ及び光スペクトラムアナライザ「MS9740B」を採用したと発表しており、好材料視された。同評価では、データ伝送システム通信機能の毎秒1.6テラビット伝送を400Gテスタのネットワークマスタプロ「MT1040A」で評価した。

■大栄環境 <9336>  3,065円  +45 円 (+1.5%)  本日終値
 大栄環境<9336>が3日ぶりに反発。前週末6日の取引終了後、関東エリアで建物総合解体業を行う海成(千葉市中央区)の全株式を25年1月6日付で取得し子会社化すると発表しており材料視された。今回の子会社化により、関東エリアで事業を展開する子会社の栄和リサイクルや共同土木と一体となった運営を行うことによるシナジーを期待。具体的には、関東エリアにおいて、解体工事の受注増加や解体工事から発生する廃棄物をグループ内で処理することにより、廃棄物の受入量増加が見込まれるとしている。取得価額は非開示。同件による業績への影響は軽微としている。

■青山商事 <8219>  2,251円  +31 円 (+1.4%)  本日終値
 青山商事<8219>が3日ぶりに反発。午前10時30分ごろに発表した11月度の月次売上高速報で、ビジネスウェア事業の既存店売上高が前年同月比4.7%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。客単価は同1.7%減と減少したが、客数が同6.5%増と伸長。コートやレディスなどが好調だった。なお、全店売上高は同10.8%増だった。

■アイモバイル <6535>  541円  +5 円 (+0.9%)  本日終値
 アイモバイル<6535>はしっかり。午前10時ごろ、ANAホールディングス<9202>とその傘下の全日本空輸、ANAあきんど、ANA Xとの間で、地方創生を推進する事業の提携について基本合意書を締結したと発表した。アイモバイルが運営するふるさと納税サイト「ふるなび」での旅行関連返礼品の連携など各取り組みについて今後検討を進める。

■品川リフラクトリーズ <5351>  1,653円  +7 円 (+0.4%)  本日終値
 品川リフラクトリーズ<5351>はしっかり。前週末6日取引終了後、中国での新会社設立に関して一連の手続きが完了したと発表した。同社は中国国内で耐火物事業を展開する連結子会社2社と出資会社1社を既に有しているが、更なる中国や海外市場への浸透を図るため、今回新たに販売支援や事業戦略の立案・実行を担う現地法人を設立した。

■ユニ・チャーム <8113>  3,897円  +15 円 (+0.4%)  本日終値
 ユニ・チャーム<8113>が続伸。前週末6日の取引終了後、12月31日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。

■アインホールディングス <9627>  4,540円  -480 円 (-9.6%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ
 アインホールディングス<9627>は大幅続落。前週末6日取引終了後に5~10月期連結決算を発表。売上高が前年同期比10.9%増の2148億6000万円、営業利益が同32.9%減の58億7200万円だった。調剤薬局チェーンの運営を手掛ける主力のファーマシー事業が増収減益となり全体にも影響した。コスメを中心としたドラッグストア「アインズ&トルペ」を展開するリテール事業は好調だった。大幅な営業減益となったことが嫌気された。

■エターナルG <3193>  2,998円  -192 円 (-6.0%)  本日終値  東証プライム 下落率6位
 エターナルホスピタリティグループ<3193>は大幅安。前週末6日取引終了後に8~10月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比13.6%増の109億3700万円、営業利益は同2.9%減の7億2800万円だった。通期で2ケタ増収増益を見込んでいるだけに失望売りを誘ったようだ。主力の「鳥貴族」ブランドをはじめとして国内外で新規出店を図った。なお、通期見通しは据え置いている。

■アイル <3854>  3,000円  -145 円 (-4.6%)  本日終値  東証プライム 下落率10位
 アイル<3854>は5日続落。前週末6日取引終了後、8~10月期連結決算を発表。売上高が前年同期比6.2%増の45億5000万円、営業利益が同5.9%減の10億7400万円だった。継続的な大型案件の受注と安定した開発工程の進捗が増収に寄与した一方、利益面では人件費の上昇や一部仕入れ品の値上げなどの影響が出た。通期で増収増益を見込んでいるだけに第1四半期時点での減益を嫌気され売られた。

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