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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪政策金利は当面据え置きの公算


■強含み、米国株高を意識した豪ドル買い

今週の豪ドル・円は強含み。日本銀行による年内利上げ観測やウクライナ戦争の激化を警戒してリスク回避的な豪ドル売り・円買いが一時優勢となった。しかしながら、週後半は米企業決算を評価した米国株高を好感してリスク選好的な豪ドル買い・円売りが勝ったとみられる。取引レンジ:99円52銭-101円54銭。

■底堅い展開か、豪政策金利は当面据え置きの公算

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)の11月理事会議事要旨では、「インフレ急減速でも持続可能と確信するにはインフレ指標の複数回確認が必要」としており、政策金利は当面据え置きが続くと予想される。新たな豪ドル売り材料が提供されない場合、豪ドル・円は底堅い値動きを保つとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・27日:10月消費者物価指数(9月:前年比+2.1%)

予想レンジ:99円80銭-101円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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