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【通貨】ユーロ週間見通し:弱含みか、ECB追加利下げ予想や日銀年内利上げ観測で

ユーロ/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■軟調推移、ウクライナ戦争激化などを嫌気

今週のユーロ・ドルは軟調推移。米国の利下げは年内で終了するとの見方、ウクライナ戦争の激化、ユーロ圏経済の停滞懸念を受けてリスク回避的なユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。一時1.03ドル台前半まで下落し、約2年ぶりとなるユーロ安米ドル高を記録した。取引レンジ:1.0333ドル-1.0609ドル。

■弱含みか、ECB追加利下げ観測やウクライナ情勢の警戒で

来週のユーロ・ドルは弱含みか。11月29日発表のユーロ圏消費者物価指数(HICP)が市場予想を下回った場合、欧州中央銀行(ECB)の追加利下げを見込んだユーロ売りが続くとみられる。ウクライナとロシアの緊張で域内経済への打撃が懸念されていることもユーロ相場を圧迫する可能性がある。

予想レンジ:1.0300ドル-1.0500ドル

■下落、一時160円を下回る

今週のユーロ・円は下落。ウクライナ戦争の激化、ユーロ圏経済の停滞懸念を受けてリスク回避的なユーロ売り・円買いが強まり、一時160円を下回った。日本銀行による12月追加利上げの思惑が残されていることもユーロ売り・円買いを促したようだ。取引レンジ:159円93銭-164円76銭。

■弱含みか、ECB追加利下げ予想や日銀年内利上げ観測で

来週のユーロ・円は弱含みか。11月29日のユーロ圏11月消費者物価指数(HICP)の上昇率が10月実績を下回った場合、欧州中央銀行(ECB)の追加利下げを見込んだユーロ売りが続く可能性がある。また、ウクライナとロシアの地政学リスクもユーロ圏経済への打撃になる。一方、日本銀行は12月開催の金融政策決定会合で追加利上げについて議論するとみられ、円買い圧力が続く見通し。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・29日(金):11月消費者物価指数(10月:前年比+2.0%)

予想レンジ:159円00銭-163円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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