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【市況】日経平均は396円高でスタート、東エレクやIHIなどが上昇/寄り付き概況

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 38,266.79 (+396.53)
TOPIX  : 2673.59 (+23.09)

[寄り付き概況]

 26日の日経平均は396.53円高の38,266.79円と反発して取引を開始した。前日25日の米国株式市場は指数によって高安まちまち。ダウ平均は293.47ドル安の41,914.75ドル、ナスダックは7.69ポイント高の18,082.21で取引を終了した。経済協力開発機構(OECD)の世界経済成長見通し上方修正を好感した買いに、寄り付き後、上昇。その後、ダウは過去最高値付近からの利益確定売りが強まったほか、8月新築住宅販売が7月から減少し大幅下落に転じた。ナスダックは長期金利の上昇が重しとなったが、半導体セクターが強く、下値を支え小幅高。ダウは終盤にかけ下げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は5日ぶりに下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅ながら上昇したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価下支え要因となった。また、外為市場で1ドル=144円50銭台と、昨日15時頃と比べ1円10銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価支援要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、昨日の日経平均は70円ほど下落したものの、依然、短期的な過熱感も意識されたが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、グロースエクスパートナーズ<244A>、INGS<245A>、キッズスター<248A>が東証グロースに上場し、アスア<246A>が東証グロースと名証ネクストに上場した。今日から29日まで「東京ゲームショウ2024」が開催される。

 セクター別では、その他製品、電気機器、その他金融業、金属製品、不動産業などが値上がり率上位、鉱業、陸運業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、日立<6501>、IHI<7013>、ディスコ<6146>、川崎重<7012>、フジクラ<5803>、サンリオ<8136>、任天堂<7974>、三菱重<7011>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、ソニーG<6758>などが上昇。他方、レーザーテック<6920>、OLC<4661>、コマツ<6301>、近鉄GHD<9041>、武田薬<4502>、ゼンショーHD<7550>、日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、JFE<5411>などが下落している。

《CS》

 提供:フィスコ

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