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【通貨】外為サマリー:リスクオフの円買いで一時145円10銭台まで下押す

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 5日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=145円49銭前後と前週末の午後5時時点に比べて3円70銭程度のドル安・円高となっている。

 2日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円53銭前後と前日に比べて2円80銭強のドル安・円高で取引を終えた。7月の米雇用統計で労働市場の軟化が示され、米景気の減速懸念から一時146円42銭まで下押した。

 この流れを引き継ぐ形で東京市場も軟調な展開。米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利下げに踏み切るとの観測が広がるなか、前週末の米長期金利が低下したことから日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが入りやすくなっている。日経平均株価が大幅続落して始まると低リスク通貨とされる円買いが一段と強まり、午前9時50分ごろには145円16銭をつける場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0916ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0110ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=158円85銭前後と同2円35銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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