【市況】ダウ先物が上昇 先週末の流れを引き継いで始まりそう=米国株
米株価指数先物(9月限)(NY時間08:52)(日本時間21:52)
ダウ先物 41008(+177.00 +0.43%)
S&P500 5526.25(+27.25 +0.50%)
ナスダック100先物 19325.25(+150.75 +0.79%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも上昇しており、本日の米株式市場は先週末の流れを引き継いで始まりそうだ。最近はIT・ハイテク株が冷え込んでいるが、その動きも一服している。一方、IT・ハイテク株の冷え込の中でスポットライトを浴びているのが、出遅れ銘柄や小型株への資金流入だ。いわゆるローテーション。ラッセル2000は本日も上昇しそうな勢いで、市場全体のローテーションが続きそうなことを示唆している。
ストラテジストからは「ここ数週間はボラティリティが高かったが、長期投資家にとっては、この方が最終的には良い話だと思う」との見解も出ている。
ただ、ローテーションに慎重な見方も出ている。決算発表が行われているが、米大手証券のストラテジストは「企業の利益予想の上方修正と下方修正を比較する指数がマイナスに転じた。この時期にはよくあることだが、シクリカル銘柄で特にこの傾向が見られ、これは幅広くシクリカル銘柄へのローテーションを後押しする材料ではない」という。「市場は、価格決定力に強く左右されるシクリカル銘柄にとって、インフレ鈍化が逆風になり得るとの見方に目を向けている可能性がある」とも付け加えている。
今週は決算発表ラッシュの週で、マイクロソフトやメタ、アップル、アマゾンといったマグニフィセント7の一角が決算を発表する。IT・ハイテク株の買戻しに繋がるか注目される。
そして、今週のもう1つの重要イベントはFOMC。先週末にFRBが重要視するインフレ指標である6月のPCEデフレータが発表になったが、予想通りにインフレの落ち着きを示す内容となった。市場は9月のFRBの利下げ期待を変えていない。
今回のFOMCは据え置きが確実視されているものの、市場が期待している9月利下げに向けて何らかのヒントが出るか注目される。しかし、9月FOMCまでにあと2回、消費者物価指数(CPI)が確認できることから、利下げにオープンではあるものの、その可能性を強調はせず、データ次第の姿勢を示すのではとも見られている。
ビットコインと伴に仮想通貨関連株の上昇が時間外で続いている。共和党大統領候補のトランプ氏が仮想通貨を支持していることが材料視されているが、同氏は27日にテネシー州ナッシュビルでのビットコイン会議で「米国が世界的なビットコイン大国となることを確実にするための計画を示す」と語った。
マクドナルド<MCD>が取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高が予想外の減収となったほか、1株利益も予想を下回った。既存店売上高の減収は2020年以来。冴えない決算ではあるものの、株価は時間外で上昇。
アルファベット<GOOG>が時間外で4日ぶりに反発。先週の決算以来下げが続いていたが、本日は下げ一服といった展開。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を205ドルに設定したと伝わっている。先週末終値よりも23%高い水準。
テスラ<TSLA>が上昇。アナリストがフォード<F>に代わって同社を自動車セクターの新たなトップ・ピックに指定した。同社株に対する「買い」の投資判断とウォール街で最も高い目標株価310ドルを維持した。
医薬品のアボット・ラボラトリー<ABT>が時間外で下落。100ドルを割り込んでいる。同社の未熟児用粉ミルクが致命的な腸疾患を引き起こす可能性があるというリスクを隠ぺいしていたという疑惑をめぐり、陪審団から約5億ドルの支払いを命じられた。
(NY時間09:02)(日本時間22:02)時間外
コインベース<COIN> 253.43(+10.50 +4.32%)
マラソン・デジタル<MARA> 22.50(+0.93 +4.31%)
ライオット<RIOT> 11.64(+0.44 +3.93%)
マイクロストラテジー<MSTR> 1825.00(+72.29 +4.12%)
マクドナルド<MCD> 253.75(+1.75 +0.69%)
アボット・ラボ<ABT> 99.23(-6.01 -5.71%)
アップル<AAPL> 216.95(-1.01 -0.46%)
マイクロソフト<MSFT> 429.64(+4.37 +1.03%)
アマゾン<AMZN> 183.91(+1.41 +0.77%)
アルファベット<GOOG> 170.85(+2.17 +1.29%)
テスラ<TSLA> 223.29(+3.49 +1.59%)
メタ<META> 471.34(+5.64 +1.21%)
エヌビディア<NVDA> 113.93(+0.87 +0.77%)
AMD<AMD> 141.82(+1.83 +1.31%)
イーライリリー<LLY> 809.00(+4.38 +0.54%)
ビットコイン(ドル)
1ビットコイン=69838.00(+1830.40 +2.69%)
ビットコイン(円建・参考値)
1ビットコイン=10749465(+281735 +2.69%)
※円はドル円相場からの計算値
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 41008(+177.00 +0.43%)
S&P500 5526.25(+27.25 +0.50%)
ナスダック100先物 19325.25(+150.75 +0.79%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも上昇しており、本日の米株式市場は先週末の流れを引き継いで始まりそうだ。最近はIT・ハイテク株が冷え込んでいるが、その動きも一服している。一方、IT・ハイテク株の冷え込の中でスポットライトを浴びているのが、出遅れ銘柄や小型株への資金流入だ。いわゆるローテーション。ラッセル2000は本日も上昇しそうな勢いで、市場全体のローテーションが続きそうなことを示唆している。
ストラテジストからは「ここ数週間はボラティリティが高かったが、長期投資家にとっては、この方が最終的には良い話だと思う」との見解も出ている。
ただ、ローテーションに慎重な見方も出ている。決算発表が行われているが、米大手証券のストラテジストは「企業の利益予想の上方修正と下方修正を比較する指数がマイナスに転じた。この時期にはよくあることだが、シクリカル銘柄で特にこの傾向が見られ、これは幅広くシクリカル銘柄へのローテーションを後押しする材料ではない」という。「市場は、価格決定力に強く左右されるシクリカル銘柄にとって、インフレ鈍化が逆風になり得るとの見方に目を向けている可能性がある」とも付け加えている。
今週は決算発表ラッシュの週で、マイクロソフトやメタ、アップル、アマゾンといったマグニフィセント7の一角が決算を発表する。IT・ハイテク株の買戻しに繋がるか注目される。
そして、今週のもう1つの重要イベントはFOMC。先週末にFRBが重要視するインフレ指標である6月のPCEデフレータが発表になったが、予想通りにインフレの落ち着きを示す内容となった。市場は9月のFRBの利下げ期待を変えていない。
今回のFOMCは据え置きが確実視されているものの、市場が期待している9月利下げに向けて何らかのヒントが出るか注目される。しかし、9月FOMCまでにあと2回、消費者物価指数(CPI)が確認できることから、利下げにオープンではあるものの、その可能性を強調はせず、データ次第の姿勢を示すのではとも見られている。
ビットコインと伴に仮想通貨関連株の上昇が時間外で続いている。共和党大統領候補のトランプ氏が仮想通貨を支持していることが材料視されているが、同氏は27日にテネシー州ナッシュビルでのビットコイン会議で「米国が世界的なビットコイン大国となることを確実にするための計画を示す」と語った。
マクドナルド<MCD>が取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高が予想外の減収となったほか、1株利益も予想を下回った。既存店売上高の減収は2020年以来。冴えない決算ではあるものの、株価は時間外で上昇。
アルファベット<GOOG>が時間外で4日ぶりに反発。先週の決算以来下げが続いていたが、本日は下げ一服といった展開。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を205ドルに設定したと伝わっている。先週末終値よりも23%高い水準。
テスラ<TSLA>が上昇。アナリストがフォード<F>に代わって同社を自動車セクターの新たなトップ・ピックに指定した。同社株に対する「買い」の投資判断とウォール街で最も高い目標株価310ドルを維持した。
医薬品のアボット・ラボラトリー<ABT>が時間外で下落。100ドルを割り込んでいる。同社の未熟児用粉ミルクが致命的な腸疾患を引き起こす可能性があるというリスクを隠ぺいしていたという疑惑をめぐり、陪審団から約5億ドルの支払いを命じられた。
(NY時間09:02)(日本時間22:02)時間外
コインベース<COIN> 253.43(+10.50 +4.32%)
マラソン・デジタル<MARA> 22.50(+0.93 +4.31%)
ライオット<RIOT> 11.64(+0.44 +3.93%)
マイクロストラテジー<MSTR> 1825.00(+72.29 +4.12%)
マクドナルド<MCD> 253.75(+1.75 +0.69%)
アボット・ラボ<ABT> 99.23(-6.01 -5.71%)
アップル<AAPL> 216.95(-1.01 -0.46%)
マイクロソフト<MSFT> 429.64(+4.37 +1.03%)
アマゾン<AMZN> 183.91(+1.41 +0.77%)
アルファベット<GOOG> 170.85(+2.17 +1.29%)
テスラ<TSLA> 223.29(+3.49 +1.59%)
メタ<META> 471.34(+5.64 +1.21%)
エヌビディア<NVDA> 113.93(+0.87 +0.77%)
AMD<AMD> 141.82(+1.83 +1.31%)
イーライリリー<LLY> 809.00(+4.38 +0.54%)
ビットコイン(ドル)
1ビットコイン=69838.00(+1830.40 +2.69%)
ビットコイン(円建・参考値)
1ビットコイン=10749465(+281735 +2.69%)
※円はドル円相場からの計算値
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース