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【材料】平和堂がウリ気配、今期は一転最終減益予想で株式売り出しも決議

平和堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
 平和堂<8276>がウリ気配。同社は19日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想を見直し、最終利益の見通しをこれまでの83億円から67億円(前期比10.9%減)に引き下げた。増益予想から一転して減益を計画する。同時に株式の売り出しの決議と自社株買いの実施を発表。株数は売り出しが自社株買いを上回っており、需給面での悪影響も懸念されて売りが膨らんだようだ。

 今期の営業収益予想は4270億円から4259億円(同2.5%増)に下方修正した。天候要因から衣料品など季節性商品の販売が低調だった。能登半島地震の発生に伴い一部店舗において被害があり、災害に起因する特別損失も計上する。株式の売り出しについては、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>傘下の三菱UFJ銀行、三井住友フィナンシャルグループ<8316>傘下の三井住友銀行、SOMPOホールディングス<8630>傘下の損害保険ジャパンなどが売り出し人となる。売り出し株数は270万6200株で、売り出し価格は2月28日から3月4日までのいずれかの日に決める。

 一方、平和堂は取得総数100万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.91%)、取得総額24億円を上限とする自社株買いの実施とともに、長期保有株主優待制度の導入も発表した。

出所:MINKABU PRESS

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