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【通貨】外為サマリー:147円70銭台に持ち直す、米金利の上昇が支え

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 25日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=147円72銭前後と前日の午後5時時点に比べて6銭程度のドル安・円高となっている。

 24日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円51銭前後と前日に比べて85銭程度のドル安・円高で取引を終えた。日銀が早期に金融政策の正常化に踏み切るとの観測を背景とした円買い・ドル売りで一時146円66銭まで軟化したが、米1月購買担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想を上回ったことを手掛かりに下げ渋った。

 前日に米長期金利が上昇し、この日の時間外取引でも高止まりしていることがドルの下支えとなっており、東京市場のドル円相場は底堅い動きとなっている。きょうはゴトー日(5のつく日と10のつく日)で国内輸入企業などのドル需要が意識されやすいこともあり、午前9時50分過ぎには147円76銭をつける場面があった。ただ、今晩に23年10~12月期の米実質国内総生産(GDP)速報値が発表されるほか、欧州中央銀行(ECB)理事会が開かれることから一段と上値を追う勢いには乏しい。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0874ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0001ドル程度のユーロ高・ドル安とほぼ横ばい。対円では1ユーロ=160円64銭前後と同5銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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