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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:Gセキュリ、ソシオネクス、TOYO

Gセキュリ <日足> 「株探」多機能チャートより
■Gセキュリ <4417>  5,010円  +490 円 (+10.8%)  11:30現在
 グローバルセキュリティエキスパート<4417>が続急伸している。前週末19日の取引終了後、従来は未定としていた24年3月期の配当予想について、期末一括23円56銭にすると発表。前期比9円56銭の増配となることが好感されている。

■ソシオネクスト <6526>  3,162円  +207.5 円 (+7.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 ソシオネクスト<6526>の戻り足が本格化してきた。半導体関連株の物色人気が加速しているが、相対的に出遅れる主力銘柄の一角では同社に注目が集まっている。「ここまでは半導体製造装置関連が政府の半導体強化政策で最も恩恵を受けやすいセクターとして脚光を浴びたが、半導体設計分野にも投資家の視線が集まっている」(ネット証券アナリスト)という。特に同社はSoC(システムオンチップ)の設計・開発・販売を手掛け、先端プロセス製品を中心に量産段階へ移行していることで投資マネーの関心が高い。市場では「同社が、北海道千歳工場で先端半導体の量産を行う計画のラピダスから受注を獲得するのではないかとの思惑も取り沙汰されている」(同)もようで、これが株価を改めて刺激している格好だ。株式需給面では外資系証券による貸株市場経由の空売りも高水準に積まれており、そのショートカバーによる踏み上げ相場の様相も呈しつつある。

■TOYO TIRE <5105>  2,359.5円  +139.5 円 (+6.3%)  11:30現在
 TOYO TIRE<5105>が反発。この日取引開始前、19日の一部報道で不正の疑いが指摘されたことに関し、「当社の自動車防振ゴム部品供給取引において、そのような事実はない」とのコメントを発表した。不正報道を受けた過度な不透明感が和らぎ、買い戻しの動きが出ているようだ。同社株は、ホンダ<7267>向けに品質管理基準を外れた部品を納入していた疑いがあると伝わり、19日に急落した経緯がある。

■岩井コスモ <8707>  2,028円  +97 円 (+5.0%)  11:30現在
 19日に発表した「10-12月期経常は43%増益」が買い材料。
 23年10-12月期の経常利益(速報値)は前年同期比43.5%増の55.7億円。

■アドベンチャー <6030>  5,220円  +190 円 (+3.8%)  11:30現在
 アドベンチャー<6030>が大幅高で6日ぶりに反発している。前週末19日の取引終了後、運営する航空券予約販売サイト「skyticket」内で、高速バスチケット購入者を対象に、Chubb損害保険(東京都品川区)の「国内旅行傷害保険」の販売を開始したと発表しており、好材料視されている。今回販売を開始した「国内旅行傷害保険」は、手荷物の盗難やケガによる入院、第三者に対する賠償責任など、国内旅行中の予期せぬトラブルを補償する保険。バス販売において保険を販売することで、顧客がより安心して利用できるようになるという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

■レーザーテック <6920>  39,560円  +1,380 円 (+3.6%)  11:30現在
 レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連が軒並み買い優勢となり上値追い態勢を明示。前週末の米国株市場では半導体セクターが全体相場を牽引する形となり、NYダウが最高値を更新したほか、ナスダック総合株価指数も大幅高を演じた。そのなか個別株ではエヌビディア<NVDA>やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>などが値を飛ばし、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4%高と急伸、大陽線で最高値更新となっている。この流れを引き継ぎ東京市場でも同関連株に物色人気が集まっている。ただ、いずれも前週末に米国株市場に先立って大幅高を演じた銘柄群でもあり、買い一巡後は目先過熱感からの利益確定売りが上値を押さえる可能性がある。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,732円  +167 円 (+2.5%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が続伸、足もとで上値追い局面に移行しており、1月12日ザラ場につけた6642円の戻り高値をクリアした。ここ米国株市場で半導体を中心にグロース株の物色人気が再び強まっており、前週末はナスダック総合株価指数の上昇率がNYダウやS&P500指数を上回った。米ハイテク株に投資する同社株はナスダック指数との株価連動性が高く追い風要因となっている。また同社が出資する英半導体設計のアーム<ARM>が米金融機関による強気の投資判断を拠りどころに急速に買い直されていることも、ポジティブ材料視されている。

■バイセル <7685>  3,050円  +70 円 (+2.4%)  11:30現在
 BuySell Technologies<7685>が反発している。前週末19日の取引終了後、ブランド品や貴金属などの買い取り店舗を運営するむすび(横浜市西区)の子会社化に向けて基本合意したと発表しており、好材料視されている。買い取りチャネルの強化やグループ店舗の連携による展開エリアや店舗数の拡大に加えて、バイセルによるマーケティング支援などにより、むすびの更なる規模拡大が期待できると判断したという。3月中旬から下旬の予定で全株式を取得する予定で、取得価額などの詳細は未定。なお、23年12月期業績への影響はないとしている。

■三菱HCキャピタル <8593>  1,020.5円  +20.5 円 (+2.1%)  11:30現在
 三菱HCキャピタル<8593>が続伸している。前週末19日の取引終了後、欧州を中心に再生可能エネルギー及び次世代エネルギー事業を展開するデンマークのヨーロピアン・エナジー社に約7億ユーロを出資し株式の20%を取得すると発表しており、好材料視されている。今回の出資にもとづく戦略的パートナーシップにより、両社が有する技術力及びノウハウなどを活用し、グローバルにおける再生可能エネルギー事業や次世代エネルギー事業開発の更なる加速、展開を図るのが狙い。24年3月期第4四半期中の出資実行を予定しており、これによりヨーロピアン・エナジー社は三菱HCキャの持ち分法適用関連会社となる。なお、同件による業績への影響は現在精査中としている。

■ソラスト <6197>  583円  +10 円 (+1.8%)  11:30現在
 ソラスト<6197>が反発している。前週末19日の取引終了後に発表した12月度の介護サービス利用状況で、訪問介護利用者数が前年同月比2.8%増となり、7カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。また、デイサービス利用者数も同28.0%増となり、利用者数の増加基調が続いている。

■東北新社 <2329>  1,407円  +13 円 (+0.9%)  11:30現在
 東北新社<2329>が反発している。19日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、3Dインベストメント・パートナーズの東北新社株式の保有割合が13.38%から14.44%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は1月12日となっている。

■ジェイ・イー・ティ <6228>  10,230円  -370 円 (-3.5%)  11:30現在
 ジェイ・イー・ティ<6228>は反落。前週末19日取引終了後に23年12月期業績予想の下方修正を発表。売上高を265億3600万円から249億円(前の期比7.7%増)へ、営業利益を27億5900万円から25億6000万円(同23.2%増)へ引き下げており、これが嫌気されている。客先工場の建設に遅延が発生したため。一方、あわせて行った配当予想の修正では、期末一括配当を76円から102円に大幅に引き上げた。

■日本エコシステム <9249>  2,084円  +400 円 (+23.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 日本エコシステム<9249>に大量の買い注文が入り、カイ気配のまま上昇している。前週末19日の取引終了後に株主優待制度の新設を発表した。直近の株価をもとにした配当と株主優待の利回りの合計となる「総合利回り」は最大11%超で設定したといい、個人投資家の関心を集める形となった。同社は毎年3月末日と9月末日時点で200株以上を保有する株主を対象に、QUOカードを1万5000円分、半年ごとに贈呈する。年間では3万円分となる。

■グッピーズ <5127>  2,196円  +400 円 (+22.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 グッピーズ<5127>がカイ気配を切り上げている。前週末19日の取引終了後、メドレー<4480>がグッピーズに対し完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付価格は1株3250円。グッピーズの株価はTOB価格にサヤ寄せする動きをみせている。メドレーはグッピーズの国家試験対策アプリ・新卒採用向けインターネットサービスと、閲覧課金型の中途採用向けインターネットサービスを取り込み、事業の拡大につなげる。買付予定株数の下限は39万2800株で、上限は設定しない。買付期間は1月22日から3月7日。TOB成立後、グッピーズは所定の手続きを経て、上場廃止となる見込み。グッピーズはTOBに賛同の意見を表明した。東京証券取引所は1月19日付でグッピーズを監理銘柄(確認中)に指定した。

■松屋アールアンドディ <7317>  918円  +130 円 (+16.5%)  11:30現在
 松屋アールアンドディ<7317>が急動意、カイ気配スタートで株価水準を切り上げている。今月9日につけた昨年来高値830円を払拭し、新値街道に突入する可能性が高まっている。自動縫製機の開発・製造のほか、エアバッグなどの自動車部品の製造・販売を手掛けている。足もとの業績は自動車生産回復を背景としたエアバッグなどの好調に加え、新生産ライン稼働などによる合理化効果が発現し会社側の想定を上回って推移している。前週末19日取引終了後、24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来見通しの8億6000万円から11億円(前期比80%増)に大幅増額しており、これを材料視する形で投資資金が流入した。

●ストップ高銘柄
 イクヨ <7273>  2,534円  +500 円 (+24.6%) ストップ高   11:30現在
 JIG-SAW <3914>  5,380円  +700 円 (+15.0%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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