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【市況】NY連銀調査 米消費者のインフレ期待が2年ぶりの低水準に

 NY連銀が5月の消費者インフレ期待調査を公表し、米消費者の1年先のインフレ期待は低下し、2年ぶり低水準となったことが明らかとなった。一方、パーソナルファイナンスや信用状況に対する消費者の見通しは悪化した。

 1年先のインフレ期待(中央値)は前月から4.1%と前回から0.3%ポイント低下し、2021年5月以来の低水準となった。3年先のインフレ期待は3.0%、5年先は2.7%となり、共に0.1%ポイント上昇した。

 消費者が自身のファイナンスに対して不安を強めていることも示された。1年後の所得の伸びに関する期待は2.8%と、前月の3.0%から低下した。また、ファイナンスが1年前よりも悪化したと回答した家計の割合が増加。将来の見通しも悪化し、1年後の状況改善を予想した回答は減少した。

 与信へのアクセスについては、1年前より厳しさが増したと指摘する消費者が増え、1年後に信用環境が現在よりも引き締まるとの回答が増加した。

出所:MINKABU PRESS

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