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【市況】<マ-ケット日報> 2023年5月30日

 30日の市場は日経平均が4日続伸。終値は前日比94円高の3万1328円だった。昨日の米国市場は休場。代わって注目された欧州市場はドイツ、フランスが小幅に下げる程度(英国は休場)でともに市場の材料とはならなかった。日経平均は買い手がかりこそ乏しかったものの、昨今の勢いそのままに朝方から141円高(3万1374円)まで買い進まれ、本日も続伸することが当たり前のような強さを見せていた。買いが一巡した9時半以降は先物への利食い売りで一時マイナス圏に入るなどそれなりに押される展開となったが、後場には再び盛り返し、押し目はザラバ(取引時間中)にしか与えない強度の高い相場を演じている。この動きで日経平均は足元の3万1000円を固める動きにあるともいえよう。

 チャート面では昨日の窓空けの部分(3万1101円~3万1164円)を本日に埋めて超短期の調整をほぼ完了。足元には10日移動平均線(3万848円)が急接近しておりここもサポート役になろうとしている。ここ数日は心理的な節目3万1000円を含めてこの辺りが短期の押し目買いポイントとなりそうだ。

 個別ではACCESSが黒字転換の決算を好感してストップ高へ。古河機械金属が業績上方修正で年初来高値更新へ。このほか、丸紅、ゼンショー、日東工などが年初来高値を更新している。一方、ゆうちょ銀、日本郵政、ZOZO、ベネッセなどが年初来安値更新へ。(ストック・データバンク 編集部)

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