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【材料】サービスナウが5日続伸 昨年8月以来の一時500ドル台回復=米国株個別

 ソフトウエア開発のサービスナウ<NOW>が5日続伸し、昨年8月以来の一時500ドル台を回復した。同社は今週開催したアナリスト説明会で、長期的な売上高見通しを下方修正した一方で、利益の見通しは引き上げた。同社はこれに先立ち、マイクロソフト<MSFT>との提携を発表し、顧客に生成AIへのアクセスを提供することを明らかにしている。

 同社はアナリスト説明会の大半を費やして、AIとそれが生み出す機会について語っていたが、アナリストも同社のAI計画を肯定的に見ており、長期予測の下方修正は為替やマクロ環境の逆風をすでに織り込んでいたため、予想通りであったと述べている。

 同社は大規模なエンドマーケットを持つクラウド製品のカタログを豊富に取り揃えており、企業が社内のITシステムを近代化する中で、今後2-3年は年間契約数の20%超の伸びを促進する可能性があるとの分析も出ている。

 成長の大部分は、既存顧客の追加購入でもたらされ、この傾向はライバル企業に対する同社の主要な差別化要因となっているという。また同社は、マーケティングと雇用のコスト削減に取り組んでおり、営業利益率は今後1年間で小幅に拡大する可能性があるとも指摘した。

(NY時間10:26)
サービスナウ<NOW> 499.62(+6.70 +1.36%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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