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【材料】アップルが決算受け上昇 アイフォーンの売上高が予想上回る=米国株個別

 アップル<AAPL>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。アイフォーンの売上高が予想を上回った一方、Macは予想を下回った。サービス部門の売上高も予想を下回っている。同社は最大900億ドルまで自社株買いを増額したほか、四半期配当を1株0.24ドルに増配した。

 クックCEOは声明で「われわれは長期的な投資を続け、2030年までにカーボンニュートラルな製品とサプライチェーンの構築に向けて大きく前進することを含め、価値をリードする」と述べた。また、アイフォーンについては「1.5%増に留まったものの、1-3月期としては過去最高となった。厳しいマクロ経済環境の中でも売り上げを伸ばした」と説明した。

 アナリストからも前向きなコメントが寄せられており、「マクロ環境の悪化にもかかわらずアイフォーンの販売が好調で、製品および粗利率が予想を上回った。同社の次の材料はアイフォーン15とAR/VRヘッドセットという形で登場するだろう」などと述べている。

 また、同社にとってインド市場が重要であること、メキシコ、インドネシア、UAEなどの新興市場でも力を発揮しているとの指摘も出ていた。

 同社株は決算発表後に時間外で売買が交錯していたものの、次第に買いが優勢になっている。

(1-3月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.52ドル(予想:1.43ドル)
・売上高:948.4億ドル(予想:926.0億ドル)
  製品:739.3億ドル(予想:719.1億ドル)
   アイフォーン:513.3億ドル(予想:489.7億ドル)
   マック:71.7億ドル(予想:77.4億ドル)
   アイパッド:66.7億ドル(予想:66.9億ドル)
   ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:87.6億ドル(予想:85.1億ドル)
  サービス:209.1億ドル(予想:211.1億ドル)  
・中華圏売上高:178.1億ドル(予想:171.6億ドル)

(NY時間09:37)
アップル<AAPL> 173.29(+7.50 +4.52%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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