市場ニュース

戻る
 

【市況】米国株見通し:下げ渋りか、続落を受け調整の買戻しに期待

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時40分現在)

S&P500先物      4,091.75(+16.00)
ナスダック100先物  13,106.50(+62.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は80ドル高。長期金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


4日の主要3指数は4日続落。前日終値をほぼ一貫して下回り、ダウは286ドル安の33127ドルで取引を終えた。2-3日の連邦公開市場委員会(FOMC)では次回6月会合での引き締め休止の可能性が浮上したが、年内利下げの期待は後退。この日発表された新規失業保険申請件数と非農業部門労働生産性の弱い内容を受け、雇用情勢の悪化が警戒された。地銀の経営破たんが相次ぎ、先行き不透明感よる売りも指数を下押しした。


本日は下げ渋りか。VIX指数は危険水域を下回るものの、5月に入って上昇に転じ、金融不安を背景とした売りが出やすい。金利高は抑制されても、4日に減収減益決算を発表したアップルをはじめハイテクは買いづらいだろう。一方、今晩の雇用統計は非農業部門雇用者数が前回から減少、失業率と平均時給はほぼ横ばいと予想される。市場予想に沿った内容なら、景気減速懸念は一服。前日まで売られた反動で、買戻しが期待される。

《TY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均