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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪利上げ再開の可能性残る


■上昇、日銀緩和維持や雇用改善を好感

今週の豪ドル・円は上昇。日本銀行の植田新総裁が現行の金融緩和策を継続することが適当と述べ、早期政策修正観測が後退し、円売りが優勢になった。3月豪雇用統計が予想を上回る結果になったことや原油高も好感され、リスク選好的な豪ドル買いも観測された。取引レンジ:87円92銭-90円18銭。

■底堅い展開か、豪利上げ再開の可能性残る

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。3月雇用統計で雇用者数は正規雇用を中心に予想を大きく上回る増加となったことから、豪準備銀行(中央銀行)の利上げ再開の思惑が浮上し、目先的に豪ドル売りは縮小するとみられる。日本銀行は現行の金融緩和策を当面維持する方針を伝えており、政策修正観測は後退していることも豪ドル買い・円売りを促す要因となりそうだ。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・18日:豪準備銀行4月理事会議事要旨

予想レンジ:88円00銭-91円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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