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【通貨】NY為替:米5月追加利上げを想定してドル買い強まる

米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、132円20銭まで下落後、133円84銭まで上昇し、133円74銭で引けた。3月小売売上高が予想以上に悪化したためドル売りが優勢となったのち、コアの小売りが予想ほど落ち込まず、その後に発表された4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値や1年期待インフレ率速報値が予想以上に上昇したため追加利上げ観測が強まり金利上昇に伴いドル買いに転じた。さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が追加引き締めが必要と主張すると、5月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げを織り込むル買いが一段と加速した。

ユーロ・ドルは、1.1072ドルまで上昇後、1.0972ドルまで反落し、1.0996ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁の基調的インフレ圧力が依然強いとの発言を受けた利上げ観測にユーロ買いが強まったのち、ドル買いに押された。ユーロ・円は146円32銭まで下落後、147円16銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2520ドルへ上昇後、1.2399ドルまで反落。ドル・スイスは、0.8880フランへ弱含んだのち0.8959フランまで上昇した。

《MK》

 提供:フィスコ

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