【特集】「総合商社」が19位にランク、一段の株主還元余地で上値追い期待<注目テーマ>
三井物 <日足> 「株探」多機能チャートより
1 人工知能
2 量子コンピューター
3 半導体
4 パワー半導体
5 チャットボット
6 2023年のIPO
7 自転車
8 インバウンド
9 半導体製造装置
10 パチンコ・パチスロ
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「総合商社」が19位となっている。
大手総合商社は、高配当を実施する割安なバリュー株として人気を集めてきたが、一段の株主還元余地があるとの見方から更なる見直し機運が浮上している。3月31日付の日本経済新聞は、三井物産<8031>に関して「2026年3月期まで3年間のキャッシュフロー(CF)に対する総還元性向を今の33%から引き上げる検討を始めた」と報じた。
同社は5月にも中期経営計画を公表する予定だが、総還元性向について前期までの中計の33%から高める意向を示しており30%台後半とする可能性がある、という。23年3月期配当は135円の見通しだが、今期配当は一段と上積みされることが予想されている。三菱商事<8058>も今後の追加還元を視野に入れているほか、伊藤忠商事<8001>も今期配当は増配する方針。住友商事<8053>や丸紅<8002>、それに双日<2768>など総合商社に更なる株主還元期待が出るなか、株価の一段高が期待されている。
出所:MINKABU PRESS