市場ニュース

戻る
 

【市況】FRBは23年のインフレをまだ過小評価との指摘も

 米大手銀のエコノミストは、FRBは今年のインフレの持続性、特に短期的なインフレをまだ過小評価しているとの見解を示した。先週発表されたFRBの経済見通しでは、コアPCEデフレータの今年第4四半期の前年比の見通しが従来の3.5%から3.6%に引き上げられ、2023年のインフレ見通しは非常に小幅な上方修正に留まっている。

 しかし、同エコノミストはコアPCEデフレータは年末までに4.3%になるとみており、今後数カ月間の強いインフレによって継続的な利上げを余儀なくされると見ているという。

 インフレ上昇の要因として、3月のPMIデータが予想を上回った点を挙げている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探からのお知らせ

    日経平均