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【通貨】英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英中央銀行は追加利上げ実施へ


■下落、英国経済の先行き不安強まる

今週のポンド・円は下落。欧米金融不安がすみやかに解消される見込みは薄いことから、リスク回避的なポンド売り・円買いが優勢となった。英国経済の先行き不安も強まり、対円レートは一時159円を下回った。米長期金利の低下を受けてポンド売り・米ドル買いはやや縮小したが、週末前に米ドル安・円高が進行したことによってポンド売り・円買いの取引が広がった。取引レンジ:158円57銭-164円14銭。

■下げ渋りか、英中央銀行は追加利上げ実施へ

来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行は3月22-23日開催の金融政策委員会(MPC)で0.25ポイントの利上げを決定する見込み。今後の政策方針についてハト派姿勢を強めればポンド売りに振れやすい。ただ、発表予定の英経済指標の多くが市場予想を上回った場合、リスク回避のポンド売りは縮小する可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・英中央銀行MPCが政策金利発表(現在は4.00%)

予想レンジ:159円00銭-162円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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