【材料】モデルナが決算受け下落 コストへの懸念=米国株個別
モデルナ<MRNA>が下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益が予想を下回った。
新型ウイルス向けワクチンの売上高予想の約50億ドルを再確認したほか、上半期の製品売上高は約20億ドルを予想している。インフルエンザワクチン「mRNA-1010」の臨床試験(フェーズ3)の中間有効性解析は第1四半期末までに独立した治験データ安全性モニタリング委員会(DSMB)によるレビューを受ける見込みだという。また、高齢者向けRSVワクチン「mRNA-1345」は上半期に承認申請する予定だとしている。
アナリストからはコストへの懸念が出ている。「コストが予想よりも大きく、23年のガイダンスではコストが製品売上げを上回る危険性がある。事前買取契約(APA)の更なる獲得、もしくは今秋のウイルス拡大が予想より大きければ、23年にキャッシュフローが黒字になる可能性がある」と述べた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):3.61ドル(予想:4.67ドル)
・売上高:50.8億ドル(予想:50.0億ドル)
ワクチン:48.6億ドル(予想:48.5億ドル)
・営業利益:15.8億ドル(予想:21.8億ドル)
・研究開発費:12.1億ドル(予想:9.9億ドル)
(通期見通し)
・研究開発費:45億ドル(従来:45億ドル)(予想:39.5億ドル)
・投下資本:約10億ドル
(NY時間10:47)
モデルナ<MRNA> 147.76(-10.42 -6.58%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
新型ウイルス向けワクチンの売上高予想の約50億ドルを再確認したほか、上半期の製品売上高は約20億ドルを予想している。インフルエンザワクチン「mRNA-1010」の臨床試験(フェーズ3)の中間有効性解析は第1四半期末までに独立した治験データ安全性モニタリング委員会(DSMB)によるレビューを受ける見込みだという。また、高齢者向けRSVワクチン「mRNA-1345」は上半期に承認申請する予定だとしている。
アナリストからはコストへの懸念が出ている。「コストが予想よりも大きく、23年のガイダンスではコストが製品売上げを上回る危険性がある。事前買取契約(APA)の更なる獲得、もしくは今秋のウイルス拡大が予想より大きければ、23年にキャッシュフローが黒字になる可能性がある」と述べた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):3.61ドル(予想:4.67ドル)
・売上高:50.8億ドル(予想:50.0億ドル)
ワクチン:48.6億ドル(予想:48.5億ドル)
・営業利益:15.8億ドル(予想:21.8億ドル)
・研究開発費:12.1億ドル(予想:9.9億ドル)
(通期見通し)
・研究開発費:45億ドル(従来:45億ドル)(予想:39.5億ドル)
・投下資本:約10億ドル
(NY時間10:47)
モデルナ<MRNA> 147.76(-10.42 -6.58%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美