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【材料】エムアップホールディングス---3Qは2ケタ増収・増益、各セグメントが順調に推移

エムアップ <日足> 「株探」多機能チャートより

エムアップホールディングス<3661>は14日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.4%増の118.60億円、営業利益が同24.2%増の17.13億円、経常利益が同18.6%増の17.29億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同8.4%増の9.15億円となった。

コンテンツ事業の売上高は前年同期比17.8%増の98.46億円、セグメント利益は同18.0%増の17.09億円となった。コンテンツ事業に係るファンクラブ・ファンサイト事業等について、ライブ、コンサートの回復と歩調をあわせ、ファンクラブ/ファンサイトの会員数は堅調に増加した。ファンクラブのプラットフォーム「Fanpla Kit」、オンラインサロン「Fanpla Rooms」では利用アーティスト、有料会員を拡大させてきた。アーティストとファンを繋ぐNFTマーケットプレイス「Fanpla Owner」では、取り扱い商品を拡充し、利用の促進に努めた。コンテンツ事業に係るファンクラブ・ファンサイト事業等の売上高は同15.3%増の88.04億円となった。コンテンツ事業に係るEC事業については、アーティストグッズ販売のECへのデジタルシフトが進む中で、事業基盤を拡大させるべく、再開が進むライブやコンサートと歩調を合わせ商品の取扱高を増加させてきた。加えて、ファンクラブ向けのオンラインくじ「Fanpla Chance」の普及、利用拡大にも取り組んできた。コンテンツ事業に係るEC事業の売上高は同43.7%増の10.41億円となった。

電子チケット事業の売上高は同25.2%増の19.98億円、セグメント利益は同59.1%増の5.06億円となった。有観客でのライブ、イベントが増加していく中で、電子チケットの強みを活かしマーケットシェアを拡大させ、電子チケット取扱枚数、トレード成立枚数ともに前年より大きく増加、過去最高の取り扱い枚数となった。また、大手プレイガイドのチケット流通、発券プラットフォームとのシステム連携も開始し、サービスの利便性を向上させてきた。アーティストのサイン入りのグッズなどの商品を提供するオンラインくじ「くじプラ」など、ライブ/チケットと連動する施策やサービスについても販売が堅調に推移しており、チケット1枚あたりの顧客単価の上昇に繋げてきた。電子チケット周辺領域のサービスとしては、プロ野球等のカードコレクションアプリにおいて、新たにVリーグでのサービスを開始し、サービス領域を拡大させてきた。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比10.5%増の150.00億円、営業利益は同31.0%増の22.00億円、経常利益は同28.1%増の22.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同38.3%増の13.50億円とする期初計画を据え置いている。

《YI》

 提供:フィスコ

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