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【市況】個人投資家hina:「国策に売りなし!新年相場の注目株」【FISCOソーシャルレポーター】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「hina」氏(ブログ:hinaの株ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2023年1月5日15時に執筆

『hinaの株ブログ』を執筆しておりますhinaと申します。
ニッポン放送の人気番組【飯田浩司のOK!Cozy up!週末増刊号】に毎週レギュラー出演中。
Yahoo!特設掲示板にて、「ピストン西沢とhinaの投資部屋」を運営中。
CAMPFIREコミュニティにて投資情報配信サロン「hinaの株プレミアム」を開設、
市場営業日には毎日メルマガを配信しています。
株の入門書『超ど素人が極める株』は翔泳社から出版。増刷中です。

日本市場は正月休みも終わり、大発会を迎えました。
大発会の日経平均は安く始まった後も更に売り込まれていき、前日比-433円の25661円まで売られていく場面もありました。
一日通して日経平均はなんとなく弱い動きが続いていて冴えない始まりとなりました。
マザーズ指数は場中徐々に売られていく展開で、年初から新興市場も売りが先行する展開となっています。

日立<6501>が大発会の朝から弱く、-396円の下落となる場面もありました。理由を探しましたがこれといったものは見つかりませんでした。何らかの資金が売りに回っているのは間違いなさそうです。この動きがまだ続くのかは今の時点ではわかりません。

海運株も弱めで推移し、33業種中値下がり率トップになる場面もありました。
メガバンクをはじめとする銀行株は堅調で、値上がり率トップにもなっていました。
先月末の日銀の金融政策決定会合以降、金融緩和を修正していく方向への動きが起きていくのでは、という期待感が続いているようです。

・充電設備関連
4日、政府よりEV向けの急速充電の規制緩和をして、EVの充電インフラの環境整備をしていく、と発表がありました。
日本ではEV購入が進んでいかないのですが、背景としては充電設備の不足があるようです。
高出力の充電設備は求められる安全規制が厳しく、それが普及の妨げ担っている面もあり、そこから見直していくということです。
本日、関連銘柄としてモリテックスチール<5986>はストップ高、東光高岳<6617>は+10%
エネチェンジ<4169>は+5%などそれぞれ物色されていました。
5日は息切れとなっており、モリテックは-8.7%、東光高岳も-8.1%と大幅に調整となっています。
昨年は1月4日に送電網に関するニュースがでて、電線関連などの銘柄は年間を通してしっかりとした値動きとなりました。
今年もこの年始のタイミングで出された政策はテーマとして長続きするかも、という目線で見ています。

○気になる銘柄
エネチェンジ<4169>
消費者向けに電力・ガスの切り替えを行うプラットホーム「エネチェンジ」を提供しています。上記に書きました急速充電器関連の銘柄としても注目しています。
今回のEV向け急速充電設備の話もさることながら、電力料金の高騰で電力会社を切り替える動きも最近は多くなってきているようで、同社にはプラスの影響があるのでは、と見ています。
4日のエネチェンジはモリテックスチールや東光高岳と比べると出遅れた印象でしたが、その分5日には+5.8%上昇と出遅れ分を取り戻すような動きとなっています。
やはり、ニュースが出て急騰したところはその後調整局面を迎えることが多いので、上がり過ぎたと思われる銘柄に関しては、飛びつき買いは禁物ですね。
値動きは2021年11月22日に4590円高値をつけて以降、グロース株が崩れていく波に飲まれる形で、下値模索の展開となってきていました。
2022年5月12日に502円安値を付けて、目先の底入れ。
その後は、上は22年7月26日の1650円、下は10月3日の785円で現在は1000円前後のもみあいが続いています。
22年11月26日高値1219円を抜けるような動きになっていけば、昨年9月以降に買いついた人たちが全員評価益になってきますので、値動きは少し軽くなるのではと思っています。

ニュースが出て直後の上昇の後には、少し調整の動きになるときも多いものです。
少し押し目を形成するようなときにこそ、引き続き買い目線で見ていきたいと思っています。

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執筆者名:hina
ブログ名:hinaの株ブログ

《TY》

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