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【市況】5日の株式相場見通し=反発、欧米株高を受け買い戻し局面へ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 5日の東京株式市場は強弱観対立のなかもリバウンド局面に移行し、日経平均株価は反発に転じる公算が大きい。前日の欧州株市場では主要国をはじめほぼ全面高商状となり年初からの上昇基調を継続した。また、米国株市場では、NYダウ、ナスダック指数ともに前日終値を挟んで方向感の定まらない値動きとなったが、引け際に買いが集まり両指数いずれも高く引けた。開示された12月開催分のFOMC議事要旨はタカ派的な内容との見方が広がり、これは買いを手控えさせる要因となった。一方、中国経済の急減速に対する警戒感は拭えないものの、同国のゼロコロナ政策の緩和や経済対策発動に対する期待などが、米株市場でも景気敏感株を中心に株価を下支える背景となっている。東京市場では前日の大発会で日経平均が一時400円を超える下げに見舞われ、大引けでも約9カ月半ぶりの安値に沈む軟調地合いとなったが、やや行き過ぎた下げであった印象も強く、きょうは押し目買いが優勢となる可能性が高い。ここ中国や香港株市場が堅調な動きを示していることもあり、相対的な出遅れ感から主力株を中心に広範囲に買い戻される展開が想定される。

 4日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比133ドル40セント高の3万3269ドル77セントと3営業日ぶりに反発。ナスダック総合株価指数は同71.777ポイント高の1万458.762だった。

 日程面では、きょうは12月のマネタリーベース、12月の消費動向調査、12月の新車販売台数、12月の財政資金対民間収支など。海外では12月の財新中国非製造業PMI、12月のADP全米雇用リポート、11月の米貿易収支など。

出所:MINKABU PRESS

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