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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、自律反発に期待も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(15 時00分現在)

S&P500先物      3,871.25(+10.25)
ナスダック100先物  11,049.00(+26.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は80ドル高。米10年債利回りは失速、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


12月30日の主要3指数は続落。終盤に持ち直したものの、プラスに浮上できず、ダウは73ドル安の33147ドルで2022年の取引を終えた。連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが企業収益や個人消費を圧迫するとの見方が継続し、全般的に売り優勢の展開に。長期金利は1カ月半ぶりの高水準に上昇し、ハイテクをはじめ消費や景気敏感などへの売りが強まった。売り一巡後は割安の銘柄が買い戻され、相場を支えた。


本日は下げ渋りか。足元で発表された中国のPMIはコロナまん延に伴う制限措置の影響で悪化が示され、世界経済の減速を警戒した売りが先行しそうだ。また、今週のISM製造業景況感指数は2カ月連続で景気の好不況の節目である50を下回るとみられ、先行き不透明感が広がりやすい。一方、FRBの引き締め長期化方針を背景に金利が高水準を維持すれば、幅広い売りにつながる見通し。ただ、年末の下げにより自律反発も期待されている。

《TY》

 提供:フィスコ

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