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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 狭いレンジ推移、TOPIX型にリバランスに伴うショートカバーの動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比110円安の2万7750円(-0.39%)前後で推移。寄り付きは2万7640円と、シカゴ日経平均先物(2万7660円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。ただし、寄り付きを安値にショートカバーが優勢となり、前場半ばには2万7790円まで下げ幅を縮めた。終盤にかけては2万7750円を挟んだ狭いレンジでの推移しており、日中の高値圏で底堅い値動きを見せている。

 日経225先物は昨日と同様、ナイトセッションで弱含んだ後は、日中取引でショートカバーが優勢である。仕掛け的な動きを見せてきたとしても、週末のメジャーSQに向けた限月交代に伴うロールオーバーが中心のため、リバランスの動きにとどまっているようだ。75日移動平均線を支持線とする一方で、上値は5日、25日線が抵抗線として意識されており、後場もこのレンジ内での推移になろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.21倍に低下した。朝方は前日の終値水準での推移を見せていたが、75日線を下回ると14.20倍辺りに位置する25日線水準まで一気に低下した。14.10倍~14.20倍辺りにチャート上のマドが空いており、マド埋めが意識されてくる可能性はありそうだ。値がさハイテク株が軟調のなか、TOPIX型にはリバランスに伴うショートカバーの動きが見られており、NTショートに振れやすい。グローベックスの米株先物では、主要な指数先物が小幅ながらプラス圏で推移しているが、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]などの弱い値動きからもNTショートに向かわせそうだ。

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