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【市況】7日の株式相場見通し=大幅反落か、米株下げ止まらずセンチメント悪化

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 7日の東京株式市場は売り優勢の地合いが予想され、日経平均株価は3日ぶりに反落しそうだ。市場センチメントが悪化するなか深押しとなり、2万7000円台半ばまで水準を切り下げる展開も想定される。前日の米国株市場では主要株価指数が揃って下落、NYダウの下げ幅は一時500ドルを上回り前日と合計した下げ幅が1000ドルを超える場面もあった。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下落率は2%に達しNYダウのそれを上回った。引き続きFRBによる金融引き締め長期化に伴うリセッション懸念が重荷となっている。JPモルガン<JPM>など金融大手の経営陣が景気後退懸念に相次いで言及したことも投資家心理を冷やした。東京市場では前日まで日経平均が2日続伸しているが、2日間とも値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が大幅に上回っていた。先物主導のインデックス買いが全体指数を支えた形だが、きょうは下値を試す展開が避けられそうにない。ただ、外国為替市場で1ドル=137円までドル高・円安に振れており、輸出セクター中心に下支え材料となる。取引時間中は米株価指数先物の動向などを横目にハイボラティリティな地合いが想定されるが、個人投資家の個別株に対する物色意欲は継続しそうだ。

 6日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比350ドル76セント安の3万3596ドル34セントと続落。ナスダック総合株価指数は同225.047ポイント安の1万1014.890だった。

 日程面では11月上中旬の貿易統計、10月の景気動向指数(速報値)、消費活動指数など。海外では11月の中国貿易統計、インド中銀、ポーランド中銀、ブラジル中銀の政策金利発表、7~9月期の米労働生産性指数(改定値)、10月の米消費者信用残高など。

出所:MINKABU PRESS

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