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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、金融政策にらみ売り後退も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      4,066.50(-5.2)
ナスダック100先物  11,974.90(-19.4)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は50ドル安。米10年債利回りは下げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


2日の主要3指数はまちまち。売り先行後は徐々に持ち直し、ナスダックとS&Pは下げ幅を縮小、ダウは34ドル高の34429ドルと小幅高で取引を終えた。この日発表された雇用統計で平均時給が強い内容となり、インフレ高進を背景とした金融引き締めへの思惑から序盤は売り優勢の展開に。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)は来年に向け利上げ幅縮小などタカ派姿勢を弱めるとの見方が広がり、金利安とともに買戻しが進んだ。


本日はj下げ渋りか。来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け、利上げ幅縮小への期待感から売りづらい地合いが見込まれる。FRBは徐々にタカ派姿勢を弱めるとみられ、金利先安観によりハイテク関連への買いが相場を支える見通し。今晩のISM非製造業景況指数は前回から伸びが鈍化すると予想され、景気減速懸念で売られる場面もあろう。ただ、コロナまん延の中国で大都市での規制緩和が進み、過度な懸念は弱まりそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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