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【市況】アジア株 香港株は急反発、上海コロナ規制一部緩和 モルスタが香港株の目標価格を2万1200ポイントに引き上げ

アジア株 香港株は急反発、上海コロナ規制一部緩和 モルスタが香港株の目標価格を2万1200ポイントに引き上げ

東京時間11:05現在
香港ハンセン指数   19296.30(+620.95 +3.32%)
中国上海総合指数  3184.77(+28.62 +0.91%)
台湾加権指数     15051.15(+80.47 +0.54%)
韓国総合株価指数  2432.21(-2.12 -0.09%)
豪ASX200指数    7344.20(+42.74 +0.59%)

アジア株は軒並み上昇、中国のゼロコロナ政策脱却期待が一段と高まっている。中国首都北京市や広州市に続き、上海市でもコロナ規制が一部緩和される。上海当局は5日から、公共交通機関などを利用する際に義務付けていたPCR検査を撤廃すると発表した。

中国4日の新規感染者は2万9171人となり、先月末の過去最多3万8800人台から減少し続けている。

米モルガンスタンレーは中国が経済活動再開を目指しコロナ規制を緩和していることを受け、中国株の投資判断を「オーバーウェイト」に引き上げ、香港ハンセン指数の2023年末目標を従来の1万8200ポイントから2万1200ポイントに引き上げた。

香港株は急反発、9月13日以来の高値。1万9000ポイントの大台にしっかり乗せている。医療品や不動産、ハイテク、エネルギー関連など幅広い銘柄が上昇している。カジノ運営会社のサンズチャイナは2.4%高、ギャラクシーエンターテイメントは1.9%高。

上海市場では不動産や生活必需品、消費者サービス関連が総じて上昇。なお、中国金融市場はあす江沢民元国家主席の追悼大会に合わせ、午前の取引を3分間ほど一時停止する。

豪州市場では原油高を受け、素材やエネルギー関連が上昇している。鉱業会社のリオティントは3.4%高、BHPビリトンは2.8%高。石油ガス会社のビーチエナジーは3.9%高、サントスは2.5%高、ウォーリーは1.9%高。中国コロナ規制緩和に加え、OPECプラスが減産維持で合意したこと、G7・EUの対ロシア制裁などが原油価格を押し上げている。

出所:MINKABU PRESS

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