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【材料】ネットアップが決算受け下落 顧客企業が取引規模を縮小=米国株個別

 ストレージ・データ管理ソリューションを提供するネットアップ<NTAP>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を若干下回ったものの、1株利益は予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスも公表しており、第3四半期の見通しが予想を下回ったほか、通期の1株利益の見通しを下方修正したことが嫌気されている。

 マクロ環境の悪化により、顧客企業がIT予算を精査しており、取引規模を縮小している。同業のソフトウェア企業も、顧客がIT予算を見直すにつれて、取引成立までのタイムラインが長くなっていることを指摘しており、同社へも同様の影響が出ているようだ。

(8-10月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.48ドル(予想:1.33ドル)
・売上高:16.6億ドル(予想:16.8億ドル)
・粗利益率(調整後):66.3%(予想:66.6%)

(11-1月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.25~1.35ドル(予想:1.43ドル)
・売上高:15.3~16.8億ドル(予想:17.1億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.30~5.50ドル(従来:5.40~5.60ドル)(予想:5.51ドル)
・売上高:2~4%

(NY時間09:42)
ネットアップ<NTAP> 66.30(-5.49 -7.65%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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