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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 アジア市場の弱い値動きが不安要因に、NT倍率は一時14.00倍割れ


 日経225先物は11時30分時点、前日比220円安の2万8110円(-0.77%)前後で推移。寄り付きは2万8250円と、シカゴ日経平均先物(2万8340円)を下回り、売り先行で始まった。開始直後につけた2万8260円を高値に下げ幅を広げており、売り一巡後は2万8100円~2万8200円辺りでこう着。その後、香港ハンセン指数の下落率が一時4.0%を超えるなど、アジア市場の弱い値動きを受け、終盤にかけて一時2万8040円まで売られた。

 日経225先物はハンセン指数が下落幅を縮めてきたこともあり、ランチタイムで下げ渋りを見せている。ただし、グローベックスの米株先物がマイナス圏で推移しており、リバウンド狙いのロングの動きは限られそうである。ただし、ボリンジャーバンドの+1σは2万8130円辺りに位置しているため、同水準での底堅さが見られてくるようだと、若干ながらショートカバーを誘い込みやすいだろう。なお、NT倍率は先物中心限月で一時13.97倍まで低下し、7月安値の13.93倍に接近してきた。NTショートによるスプレッド狙いのトレードは入りやすいものの、いったんはリバランスの動きが意識されそうだ。

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