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【材料】ノードストロムが決算受け下落 予想下回る粗利益率を嫌気=米国株個別

 百貨店のノードストロム<JWN>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、2023年度の1株利益は予想を上回る見通しを示している。ただ、株価は冴えない反応。第3四半期の粗利益率が予想を下回ったことが嫌気されている模様。

 アナリストによると、在庫問題やマクロ環境の課題がある中、再度発表された通期のガイダンス達成は至難の業だという。「第4四半期に想定している7.9-9.1%のEBITマージンをどのように達成するか理解に苦しむ」と述べている。第4四半期のガイダンスは、特に在庫一掃や高所得者層が経済的プレッシャーを感じ始めている兆候から、まだ下方修正の可能性があるように見えるという。一方、2023年には利益率回復が重要な焦点になるとも指摘した。

(8-10月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.20ドル(予想:0.13ドル)
・売上高:35.5億ドル(予想:35.1億ドル)
・粗利益率:33.2%(予想:34.2%)
・EBITDA:2.07億ドル(予想:2.15億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):2.30~2.60ドル(予想:2.37ドル)
・売上高:5~7%

(NY時間10:20)
ノードストロム<JWN> 20.88(-1.77 -7.81%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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