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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 ミタチ産業、クロスキャト、ワクー (18日大引け後 発表分)

ミタチ産業 <日足> 「株探」多機能チャートより

 11月18日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ミタチ産業 <3321> [東証S]  ★今期経常を一転8%増益・最高益に上方修正、配当も25円増額
 ◆23年5月期の連結経常利益を従来予想の20.5億円→23億円に12.2%上方修正。従来の3.9%%減益予想から一転して7.8%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は9月に続き、2回目。
  原材料価格の高騰や自動車関連企業での半導体不足による生産調整の影響はあるものの、グローバルな調達力や多方面のネットワークを生かした販売製品の確保、新規顧客の開拓、コスト抑制・効率化の継続などで吸収する。
  業績好調に伴い、年間配当を従来計画の30円→55円(前期は40円)に大幅増額修正した。配当利回りは5.38%に上昇。

 クロスキャト <2307> [東証P]  ★今期配当を12円増額修正
 ◆23年3月期の期末一括配当を従来計画の18円→30円(前期は1→2の株式分割前で32円)に大幅増額修正した。普通配当18円に加え、創立50周年記念配当12円を実施する。

 CINC <4378> [東証G]  ★前期経常を23%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年10月期の経常利益(非連結)を従来予想の2.3億円→2.9億円に22.8%上方修正。増益率が24.7%増→53.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。アナリティクス事業の受注が堅調に推移し、売上高が計画を上回ったことが寄与。コスト改善による販管費の抑制なども利益を押し上げた。

 ワクー <4937> [東証G]  ★今期経常は黒字浮上で2期ぶり最高益更新へ
 ◆22年9月期の連結経常損益は2100万円の赤字(前の期非連結は1億4000万円の黒字)に転落し、従来予想の6800万円の黒字から一転して赤字で着地。続く23年9月期は1億4900万円の黒字にV字回復し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  前期は販路拡大を見込んで仕入れた商品による卸売上が伸び悩み、在庫が滞留したため、棚卸廃棄損を商品評価損として2.7億円計上したことが響いた。
  今期は商品評価損がなくなることでD2C事業の利益が大きく改善する。事業面では業務提携したSBCメディカルグループと連携して新商品を開発するほか、血液由来加工・脂肪由来幹細胞加工の受託サービスを展開する方針。

 ヤスハラケミ <4957> [東証S]  ★今期最終を36%上方修正
 ◆23年3月期の最終利益(非連結)を従来予想の4億7700万円→6億4700万円に35.6%上方修正。減益率が37.0%減→14.5%減に縮小する見通しとなった。広島県府中市に保有する土地(遊休資産)の売却に伴い、売却益2.4億円が発生することが最終利益を押し上げる。

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