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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、インフレ鈍化に思惑

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      3,974.30(+17.1)
ナスダック100先物  11,769.30(+68.4)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は100ドル高。米長期金利は失速、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


14日の主要3指数は反落。プラスに浮上する場面もあったが、終盤は軟調地合いとなり、ダウは211ドル安の33536ドルと4日ぶりにマイナスへ転じた。直近の消費者物価指数(CPI)は低調だったが、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は引き締め方針の継続を明言。一方、ブレイナード副議長はこの日の講演で近い将来の利上げペース鈍化の可能性に言及し、株買いを誘発した。ただ、利益確定売りが指数を押し下げた。


本日は底堅い値動きか。生産者物価指数(PPI)は6月をピークに伸びが鈍化。今晩の10月分が4カ月連続で前月を下回ればFRBが今後の利上げペースを緩めるとの思惑が広がり、前日の調整により買いが入りやすい。他方、明日発表の小売売上高が前月から改善が見込まれるなか、それに先立つホームデポやウォルマートの決算発表が注目される。旺盛な消費が示されれば目先の景気減速への懸念は和らぎ、幅広い買いが相場をけん引しそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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